楊 名時太極拳の 同志です。 二時間 あっという間に過ぎ 見ごたえが ありました。 配信 ありがとうございました 💓

久しぶりに舞台劇を観せて頂きました。主演の蓉崇さんを始め、各出演者のしっかりとした演技力に引き込まれあっという間の楽しい2時間でした。小気味良い場面転換やシンプルな演出で、とても爽やかなタイムトラベル劇だったと思います。 太極拳愛好家としては、随所に見られた演武や語られる武術観に心惹かれること頻りでした。

私たちは昼の舞台を、このアングルとほぼ同じ位置から拝見しました。 この映像は日が暮れてからのもので、外のライトアップがとても効果的に思えます。 毎年、「現われる時間がだんだん遅くなる」という夫のセリフも生きてます。 ただ、厳しいことを言うようですが、記録映像(映画ではなく)ということでもありましょうか、あるいは空模様の気まぐれでもありましょうか、この映像では　“雨効果”　が薄いように思われます。 雨音、ライトの中に浮かぶ雨の線、必死に叫びながら妻を探す雨に濡れた夫、、、この辺がもっと欲しくなります。 でも、何で妻は夫の前から少しの間居なくなってみせたのでしょうね？ きっと、そうだ。今、自分たち夫婦はお互いを当たり前の存在と思っているけれど、相手が急に目の前から居なくなってしまったとしたら、その寂寥感は計り知れないものがあるのではないか。 その寂寥感を体感させておいて、「いや現実にはまだ二人揃っている」という幸福感を再構築しているのかも知れません。 演じられている舞台がハッピーエンドなのではなくて、見ている私たちこそが「仕合わせ」を感じてハッピーエンドでなければならないことを教えてくれているのでしょう。