いや、それが薩摩の認識なんですよ。西郷本人と村田永山はさすがに信じなかったみたいですが当時の薩摩の新聞は願望込みで政府に対するネガキャンを書いてた。実際に木戸は大久保に鹿児島私学校体制を打破せよと大騒ぎしてましたし。これは木戸本人の本来の持論である自由民権地方自治に対する挑戦ですからね。で、鹿児島士族たちは薩摩の予算で作った薩摩の軍事施設から本来は安全を考えて明るい昼間に持ち出す弾薬を夜間にこっそり持ち出したことを開戦準備のための武器動員と考えたのです。政府にそれをする正当な権限はあるんだけどね。 　イラク戦争なんて「お前核爆弾持ってるか？」に対して「さあどうでしょうね(反政府勢力に対するハッタリきかしたい)」だったことでアメリカは宣戦布告せず2011年まで戦争して結局核爆弾ありませんでした。 　宣戦布告や挙兵以外にもケンカを売る作法がたくさん(代表例:最後通牒)あることは国際法を少し勉強すればわかることです。　　　それに大久保は裁判官の資格ないくせに佐賀の乱で江藤新平を自分が裁判長になって一審制の佐賀の特別裁判で処刑してさらし首にするという法治主義に反することやってる。 　だから鹿児島士族は暗殺も上京した西郷を闇討ちすることもやりかねないと考えたわけでこれは大久保の落ち度でもある。 村田や永山は流石に冷静だったけど人間は一つの事象だけじゃ動かない。いろいろあったんですよ。