カンパニュラの恋 フレデリック・ショパン 夜想曲(第20番)「遺作」 Love true love それはただひとつ あなたに捧げる愛 涙 散らして 離れてゆくあなたのぬくもり 白く 白く咲いたカンパニュラの季節 いつの日にか 果てしない空は 短い夏をさらってゆく 甘さも痛みも 風に吹かれて ベルのように揺れる花が 時を数える Love true love いつか 私が愛した あなたの声を 忘れられる日がくるの? My Love この胸に あなたが住んでしまったから きっと どれだけ季節が廻ったとしても My love かえる場所は ふたり過ごした カンパニュラの刻(とき) そっと 降るはずのない雪が舞う