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去る(平成26年)五月十四日(水)深夜から早朝にかけて、大弁財天大仏殿において恵観法主は、「第百壱回焼八千枚護摩供」を挙行され、無魔成満されました。
当日は、全国各地から「弁天会会員」の皆様方、恵観法主のお弟子の修行者並びに一般参加の衆生多数が参列し、焼八千枚護摩供の勝縁に浴して真剣に行に取り組みました。
焼八千枚護摩供は、真言行者が自らの命をかけて行う真言密教の中でも最高の荒行であり、最高の秘法であります。
五月十四日は、恵観法主が平成元年に「百万枚護摩行」を成満された記念日であり、平成十二年に大弁財天の開眼を見た記念日でもあります。
三年前、平成十三年を初年度とする大弁財天十年祈願を成満されたのに引き続き、第百壱回の焼八千枚護摩供を挙行されました。
南無大師遍照金剛のお唱えと共に恵観法主とその弟子が、登壇したのと一緒に、全国から参集した白装束の弁天会会員も登壇し、僧俗一体となった護摩行が始まりました。
最初に「焼八千枚護摩供」の願文が奏上されると、行に臨む不退転の意志のエネルギーが凝縮され、行場が引き締められました。
太鼓のリズムに乗って「理趣経」がお唱えされたのに続き、「般若心経」、「不動真言」が唱えられました。
八千枚の乳木の焼供に入ると、お唱えするお経や真言が勢いを増し、恵観法主が焚かれる護摩の炎も一段と高く大きく燃え上がり、行場は祈りのるつぼと化しました。
千本ごとの節目には、護摩の熾火が大香炉に移され、参列者は香炉に進み出て向ら聖熱を体に受けました。
恵観法主は、長時間にわたる行にもかかわらず、泰然としたお姿でリズムに乗って乳木を護摩の火に投じ、午前八時過ぎに焼八千枚護摩供の百壱回目を無魔成満されました。
続いて恵観法主は、護摩壇上から護摩行参加音全員を酒水加持と錫杖加持によるお祓いを行われた後、ご挨拶され、無事に行満できたことへの感謝を述べられるとともに、「これからも精進して皆様のこれからの人生が良くなるように、そして今年が良い年になりますように懸命にお祈りして参ります。皆様方もご先祖様、氏神様、またこの仏様をしっかり拝んでお祈りしていただければ、皆様方の願いが叶えられていきます」とお話しくださいました。
最友 平成26年6月5日