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講談社文庫『繫あね---美しい女たちの物語---』より朗読させていただきました。
初出・・・『講談倶楽部』1950年(昭和25年)8月
紀平高雄は、友人の吉良から突然聞かされた話に衝撃を受ける。妻のおいちが、不貞を働いているというのだ・・・。
【主な登場人物】
紀平高雄・・・役所勤め。弱気な性格で知られている。
吉良節太郎・・・紀平高雄の友人。
おいち・・・高雄の妻。
大助・・・高雄の長男。
紀平雄之丞・・・高雄の父。
伊世・・・高雄の母。
久尾幸助・・・鉄砲足軽。おいちの父。おいちが15歳の時に亡くなる。
森三之助・・・おいちが少女のころ出入りしていた森相右衛門家の三男。
正満文之進・・・高雄の役所の支配。
松助・・・紀平家にもっとも古くからいる老僕。
勝江・・・高雄の母の実家の遠縁。紀平家へ手伝いにくる。
宮田慎吾・・・吉良の役所の同僚。
雪乃・・・宮田慎吾の妹。
山本 周五郎
(やまもと しゅうごろう、1903年6月22日 - 1967年2月14日)は、日本の小説家。
本名:清水 三十六(しみず さとむ)。山梨県生れ。
横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」など
庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説など大衆小説で知られ、特に晩年多くの傑作を書いて高く評価された。
ボイストレーナー・朗読家の あべよしみです。
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