時間が経ったので考察をしてみるとですね、実のところ会話生成AIは音声認識でテキスト変換されたプロンプトから生成された回答文をTTS(テキストから音声)で読み上げているだけなので、歌ったり語気を荒げて感情を表現したところで、AIコトモの耳には棒読みちゃんの読み上げを聞いているような状態になります。処理系統に関しては自然言語処理のテキストボットに近いと考えたほうがいい感じですね。 グループ名「おかころ」を「ころね」と誤学習していたAIコトモに対して、正しい教育をした結果「ころころころころ...」の反復した現象に関しては、コトモが「ころねじゃなくてころころ?(Not Korone but Koro Koro?)」と確認された際に「ころころ?じゃなくておかころ!おかころ。おかころ、セイ!(Not Koro, Koro. but O or Koro, O or Koro. O or Koro, say.【コロ、コロ。ではなく、オーかコロ、オーかコロ。オーかコロ、言え。】)」と解釈できる言葉を放ったことから以下のような処理が発生した可能性があります。 AIコトモは、「but O or Koro, O or Koro.」というあいまいな指示を、「O」と「Koro」を組み合わせた新しい単語を作るという指示と誤解した可能性があります。つまり、AIは「O」と「Koro」を自由に組み合わせることで、新しい単語を生成できるものと解釈したのかもしれません。この誤解が原因で、「ころころ」という単語が生成され、さらにそれが繰り返されるという現象が発生したと考えられます。 会話生成AIとの対話では、音声認識の誤りや自然言語処理における文脈の誤解など、様々な要因が重なり、意図しない結果が生じる可能性があります。例えば、「ぱんつくった」という言葉を「パンを作った」と解釈するべきところを、「パンツを食べた」と誤解してしまうケースなどが考えられます。これは、人間が「漢字の誤変換」や「聞き間違い」をするのと同様に、AIもまた、入力された情報を誤って解釈してしまうことがあるからです。 (実際の例として、AIにホロGTAでころさんがあずきちからもらったパンツを食べてしまったことを伝えようとしても、いきなり「あずきちのぱんつくった」と言ったところで「あずきちのパン作った」以外を連想させることも少ないでしょう。レアケースすぎますw) 「なんか…なんか…なんか…なんか…なんか…なんか…」と生成のループに陥ってしまうという現象は、会話生成AIでは代表的な失敗例としてよくあります。これは、AIが特定のパターンを繰り返し、そこから抜け出せなくなってしまうことを指します。例えば、「大好き」という言葉をAIが強調しようとしたものの、どのようにテキスト上で強調表現できるかの判断にエラーが生じて「大大大大大大…」と強調を意味する形容詞の数を増やして表現しようとしたものの、それを使用したことでさらにループに陥ってしまうことがあります。 このように、AIはまだまだ発展途上で、人間のように柔軟な思考や判断を行うことはできません。しかし、AIの技術は日々進歩しており、より自然な会話ができるAIが開発されることが期待されます。