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国内外で高い評価を得てきたマフラーの老舗メーカーが、廃業を決めました。
■世界に誇る日本の逸品を作り続けるも…
縦のストライプと大胆な色使いが特徴のマフラー。アメリカのニューヨーク近代美術館で、5年連続売り上げ1位を記録したこともあります。
作っていたのは日本の町工場「松井ニット技研」。独自の縦編みの技術は世界から注目され、平成の時代には山本寛斎さんなど、数多くの有名デザイナーが工場を訪れました。
創業は明治にさかのぼり、「織物の町」として知られる群馬県桐生市で、世界に誇る日本の逸品を作り続けてきました。しかし今、工場は何カ月も稼働していない状況が続いています。
松井ニット技研 松井敏夫社長(80)
「私も80歳になりましたし、体がいうこときかないので、やめようかなと思っている」
120年の歴史に幕を下ろす決心をした6代目社長。一体、何があったのでしょうか。
■廃業予定も…社長“後継者探し継続の考え”
独特の縦編みデザインで世界的に愛されてきたマフラーが消える。廃業を決めた老舗企業の6代目は、寂しさを隠せません。
松井社長
「今まで我々が積んできた経験がなくなるわけですから、それはやっぱりね寂しいです」
それでも廃業を決心したのには、理由があります。
松井社長
「製造には何でも技術が伴いますから、簡単にはできることじゃない。そういうことを知ってるから、無理に引き継いでいただくのは、疑問符がつくかなと思います。技術を習得するということ自体が、相当の根性がないとできない」
ただ、これで工場の灯が消えてしまうわけではありません。元々は今月廃業する予定でしたが、松井社長はもう少し、後継者探しを続ける考えです。
松井社長
「『ここまでやったんだから、どなたか後継者を探してもいいですか』という話が(群馬)県とか(桐生)市からありまして。どうしても継ぎたいということでしたら、その時は協力いたしますと」
(「グッド!モーニング」2024年2月26日放送分より)
[テレ朝news] news.tv-asahi....