「あれから10年 これから10年」File.117 宮城県南三陸町／大渕香菜子さん

BS-TBS「あれから10年 これから10年」〈毎週土曜よる8時54分放送〉
東日本大震災から10年。当時10代だった若者の震災後10年とこれからの10年を取材し、復興を考える。
【File.117　宮城県南三陸町／大渕香菜子さん】
東京生まれ東京育ちの大渕香菜子さん。震災発生当時は専門学校の2年生で、東京にいた。
すぐにボランティアとして被災地の助けになりたいと思ったが、実行に移せないまま大学に進学、「森林生態学」を専攻した。そんな折、学校側から震災で津波の被害があった沿岸部の植物調査への参加の打診があり快諾。南三陸へ通うようになった。
大渕さんは現在、南三陸町内に広大な森林を所有する会社で森林調査の技術者として働いている。当初、東京と南三陸の間を往復しながら調査を進めていた大渕さんはあることに気付いた。東北に未曾有の被害をもたらした東日本大震災。人々は復興を目指した。一方自然も、同じ自然がもたらした爪痕から脱し、人間の力を借りることなく自ら再生する力強さがあるということに気付いたのだ。
その素晴らしい自然を育む南三陸という街で仕事をしたい、暮らしていきたいという思いで移住を決めた。
そんな大渕さんの「今」と「10年後」の目標とは？
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