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1983年発売「ALFEE'S LAW」に収録された名バラード。
このアルバムにはアルフィー初のヒット曲「メリーアン」も収録されている。
この「TIME AND TIDE」というフレーズ。
実は1979年にアルフィーがポニーキャニオンから再デビューした時のファーストアルバムに付けられたタイトルでもある。
デビュー10年目にしてやっと手に入れたシングルヒット。
また、武道館公演の成功(公演時点では、まだヒット曲はなかった)。
そして、それからのこと。
アルフィーが歩んだ、それまでの10年を「傷ついて出会った恋人同士」に例えて表現しているように、これからも共に年月を積み重ねていこうという意思が感じ取れる。
実際のところ、アルフィーが一番苦悩したのが「メリーアン」がヒットした後のことである。
「一発屋にはなりたくない!」
アイドルフォークグループとして、ビクターからデビューするも鳴かず飛ばず。
シングルの発売中止事件をきっかけにビクターとの契約を解除し、同じ事務所の先輩研ナオコや、かまやつひろしのバックバンドとして「上積み」活動を送ること3年。
「共に成長していこう」と声をかけられたポニーキャニオンから再デビューし、更に5年の歳月が流れた。
「メリーアン」のヒットにより、次回作へ対する周囲からの期待⇒絶大なプレッシャーと戦わざるを得なくなった。
アルフィーがそれまで培った多くのスキルを持ってしても、苦悩に苦悩を重ねたという。
そんな想像を絶する状況の中でアルフィーが出した答えが、かの名曲「星空のディスタンス」であり、現在でも最高傑作と言われるアルバム「THE RENAISSANCE」であった。
ちなみに1996年と言えば、アルフィーと苦楽を共にしたポニーキャニオンとの契約が切れる年であった。
そのまま再契約という手段もあったが、翌年、アルフィーは東芝EMIへ移籍することとなる。
そんな節目の年に演奏された「TIME AND TIDE」。
高見沢氏の頬を伝う涙がすべてを物語っている。