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4年ぶりに戻ってきた「耳栓が必要な火祭」
岐阜市では4月8日、激しい火の粉の中でみこしを担ぐ奇祭「手力の火祭」が4年ぶりに行われました。
「熱い」「うるさい」「耳栓が必要」とも言われる“地域の祭事”は、「五穀豊穣」や「無病息災」、「家内安全」を願って行われていて、岐阜県の重要無形民俗文化財にも指定されています。火の粉は「神の恵み」とも言われています。
参加できるのは、岐阜市内の13の地域に住む人、その土地で生まれ育ったゆかりのある人だけ。会場となった手力雄神社には、激しい爆竹の音とともに、13の地域から続々とみこしが集まりました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「手力の火祭」も中止が続いていましたが、待ちに待った4年ぶりの開催。今年は特に、海外からの見物客が多かったと言います。
祭りの特徴の一つは、とにかく「うるさい」こと。会場では、あまりの音の大きさに耳をふさぐ人が多くみられました。アメリカ・ニューヨークから訪れたこちらの男性は思わず!!
(ニューヨークからの見物客)「うるさい!本当にうるさい!」その迫力に圧倒された様子です。地元の人たちは、しっかり「耳栓」を持参しています。さらに、火の粉対策のカッパも着て、準備万端です!!(地元の住民)「息子がことし初めて(みこしを)担ぐ。3年間コロナ(で中止)だったので、小学校の頃は見ていて、ことし初めて。待ちに待った4年ぶり」
火の粉は「神の恵み」 クライマックスは…
岐阜市によりますと、「手力の火祭」が始まった時期ははっきりしていません。ただ、1760年代に一時中断し、1805年に復活したと言われていることから、少なくとも「江戸時代中期」には祭りが存在していたと考えられる、ということです。そのクライマックスは、辺りが暗くなった午後7時。境内に設けられた高さ約20mの滝花火への点火です。(見物客)「ついた!」
高さおよそ20メートルの「御神灯」に次々と火がつけられます!!続いて、「滝花火」に点火。およそ20メートルの高さから火の粉のシャワーが、みこしを担ぐ男たちに降り注ぎます。そして、火の粉のシャワーはみこしに仕掛けられた花火にも点火。さらに!!手筒花火にも一斉に火がつけられます。境内に設置された舞台の上での手筒花火。
火の粉を浴びながらも…皆さん、笑顔です!!祭りのフィナーレには大きな打ち上げ花火が上がり、4年ぶりの火祭は無事終了しました。(岐南町からの見物客)
「花火がきれいだった」「とにかく楽しかった! やっとコロナから解放された」アメリカやカナダから来たというこちらのグループも大満足の様子でした。
(アメリカとカナダからの見物客)
「素晴らしい!」「みこしも、舞台も、炎も素晴らしかった!」
初参加の中学生「やりたくて仕方なかった」
今回初めて「手力の火祭」に参加した中学2年生、浅野哲平さんは…
浅野哲平さん(13)
「やりたくて仕方なかった。父がやっていてそれを見て(自分も)やりたいと思った。熱かったけれど、伝統を守れてよかった」地域の伝統、4年ぶりの「火祭」は次世代にしっかりと引き継がれました。
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