「大人形館 世界はひとつ」は1967年に開館。アメリカの「it's a small world」は1964年4月22日にニューヨーク世界博覧会で開館され、1966年にカルフォルニアのディズニーランドに移設され5月28日に開館されました。少なくとも3年先に作られています。ちなみに東京ディズニーランドの「it's a small world」は1971年開館のフロリダにあるディズニーワールドのマジック・キングダムの方をモデルに作られています。
ディズニーに類似アトラクションがある、ではなくディズニーに原型のアトラクションがあるの方が正しいと思います。年数的には宝塚ファミリーランドの方が東京ディズニーランドより先ですが、さらに原型であるアメリカの「it's a small world」は1964年のニューヨーク世界博覧会で出展したものが1966年にカリフォルニアのディズニーランドに移設されたものですから、ファミリーランドの「宝塚大人形館 世界は一つ」の1967年よりも先にできています。おそらく、「it's a small world」をリスペクトしたものでしょう。
その解釈は少し違うと思います。私はどちらも子どもの頃に乗った経験がありますが、この「世界はひとつ」は怖くて泣かされてしまい殆ど乗れませんでした。一方、「イッツ・ア・スモール・ワールド」は楽しくて何回も乗っていました。大人になって調べてわかったことですが、原型である「it's a small world」はウォルト・ディズニーが生前「人種や性別、国籍、言語の違いがあっても子ども達は何のしがらみもなくすぐに友達になれ、ケンカしても泣いて笑ってすぐに仲直りしてしまう。まさしくこれが平和の世界ではないか」と考え、「「平和な世界」とは「子どもたちの世界」ではないか」と考えた末に、「it's a small world」のテーマが決定したと言われています。つまり、「イッツ・ア・ スモール・ワールド」は子どもの世界。一方の「世界はひとつ」はスポンサーの阪急の影響で宝塚歌劇団の影響を受けているのでより大人の世界となっている気がします。そこに魅力を感じると物足りなさを感じるのはあるかもしれませんね。
@@hk05860フロリダは1971年、ファミリーランドは1967年に開設されています。参考にしたのは1964年でニューヨーク博覧会で作られ、1966年に移設されたカリフォルニアのディズニーランドのit's a small worldの方です。フロリダの方を参考にしていたのは1983年開設の東京ディズニーランドの方です。