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昨年のフェニックスホール公演のアンコールの模様をお届けします。
少しでも演奏会当日の雰囲気が伝われば嬉しいです!
演奏曲
Calata ala spangnola / Joan Ambrosio Dalza
スペイン風カラタ / ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ
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≪曲について≫
素朴で爽やかなこの曲の雰囲気が大好きで、リュートを弾き始めた当初からずっと大事に弾き続けています。
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≪作曲者について≫
ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ (1508頃に活動)
彼のリュート曲集(1508)は現存するリュート音楽の楽譜の中で最も古いものの一つであり、世界で初めて活版印刷での楽譜印刷に成功したペトルッチというヴェネチアの出版業者から出版されています。そんなリュート音楽最初期のダルツァの作品は、素朴で親しみやすい曲が多いのが特徴です。
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会所幹也(かいしょみきや) 1991年生まれ、大阪府八尾市出身。幼児教育の専門家である木村英明氏に4歳よりギターの手ほどきを受ける。幼少期より毎年コンクールに出場し、入賞を重ねる。 ウィーン国立音楽大学ギター科においてアルバロ・ピエッリ氏のもとで研鑽を積み、修士課程を最優秀の成績(Auszeichnung)で卒業。在学中より、クラシック以前のルネサンスやバロック時代の音楽に高い関心があり、古楽器リュートにおける歴史的演奏法を学ぶ必要性を強く感じるようになる。 2019年、リュートへの転向を決意。ドイツに拠点を移し、フランクフルト国立音楽大学にて、本格的にリュート及び通奏低音楽器であるテオルボの研究を始める。同大学においてリュートにおける数少ないソリスト、また通奏低音奏者として国際的に活躍する今村泰典氏に師事。 2022年、リュートを本格的に初めてわずか3年で、リュート界唯一と言われる第11回マウリツィオ・プラトラ国際古楽コンクール(イタリア)にて優勝。 温かく透明感のある音色で聴衆に語り掛ける、次世代のリュート奏者として注目を集める。また近年は拠点ドイツのみならず、日本での活動も本格化させている。 令和2年度文化庁新進芸術家海外研修員。2020年から7期に渡り、野村財団奨学生。2022/2023年度ドイツ政府公式奨学生。2023年NHK-FM リサイタル・パッシオ出演。
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