英語圏ではThe Ma clique または Ma family warlordsと呼ばれていて、日本語では馬家軍(ばかぐん)。甘粛、寧夏、青海の三省に存在していた回族の領袖。回族の反乱から辛亥革命に乗じて政府軍サイドについて軍閥を形成した。このあたりの「馬」さんはマホメットの意味で馬という姓氏を名乗っているので直接的な氏族の関係性は複数の系となる。シーベイサンマは漢字のマンダリン読みの英語の日本語音。北京をベイジンと呼ぶように北がベイってなる。西北三馬って言い方はhoiをやり出してから知った。陳舜臣編集の白水社「中国辺境歴史の旅」シリーズ全8巻が面白い。南京から新疆へ赴任する役人が日本を経由してシベリア鉄道、トルキスタン・シベリア鉄道(トランス・カスピ海鉄道)に乗ってイリから入っていたりする。「日本で抑留されないかな?ビザは通用するのか?」などと不安と共に長崎から敦賀へ移動している。