初盆を迎えた故人をしのぶ『川尻精霊流し』【熊本】 (24/08/16

初盆を迎えた故人をしのぶ『川尻精霊流し』が１５日夜、熊本市南区でありました。
地域を流れる加勢川には精霊舟や角灯籠などが浮かべられ幻想的な雰囲気に包まれました。
毎年８月１５日、熊本市南区の加勢川に、故人をしのぶ灯りがともります。
これは、４００年以上前の江戸時代から受け継がれてきた伝統行事、川尻精霊流しです。
愛犬を供養する人も…。
【参加者】
「愛犬メリーが今年、病死して初めて精霊流しに参加した。安らかに眠ってほしいと思って…」
１５日夜は初盆を迎えた故人に宛てたメッセージやお供え物などをのせた精霊舟や角灯籠などが川に流されました。
【義理の母親】
「（娘の夫が）５６歳で亡くなった。今年初盆なので精霊舟を流して供養しようと思って、メッセージは孫２人がパパに向けて書いた」
【加勢川に浮かぶ精霊舟】
【息子を亡くした母親】
「とても感激した。天国で息子が喜んでいると思う」
また、加勢川の対岸からはおよそ２０００発の花火が打ち上げられ、大勢の家族連れなどでにぎわいをみせていました。