Рет қаралды 26,934
令和5年5月12日、私は3年ぶりに琵琶湖の南浜園地に竿を構えました。
今回は、ボートで沖合を狙うために仕入れた電動リールのテストが目的です。
このポイントは漁港から続く澪筋が3m余りと深くなっていて、陸からは約150m程距離があります。
この距離を手巻きのアブのリールでエサ交換をしていると、途中で腕が疲れて大変でした。
若い時ならいざ知らず、古希を迎えて3年余り、体力の衰えには逆らえません。
そこで、電動リールを思い出したのです。
電動リールは、20年程前に釣友がラジコンボートで使用していたのでした。
ただ、当時はあまり実績がなく、途中であきらめてしまいましたが、エサ交換は便利でした。
問題は、獲物が掛かった時の機動性です。
獲物が左右に走った時や、途中で掛かりに巻いた時、どの位対応できるかという事です。
そこで、バッテリーもコンパクトなモバイルタイプを仕入れ、また、竿もインナーガイドの3mのボートロッドに変更しました。
とりあえず、いつものようにポイントに龍王の団子を10個ほどコマセし、次に水中カメラを投入したが、2時間半過ぎても野鯉の姿は見られませんでした。
しかし、電動リールによるエサ交換はスムーズで、なぜもっと早くこれに気が付かなかったのかと悔やまれます。
夕方にも、もう一度水中カメラを投入すると、1時間半を過ぎてようやく野鯉が1尾姿を現しましたが、その日は結局何のアタリもなく日が暮れました。
翌13日も、同じポイントを狙い仕掛けを投入すると、午前8時、待望のアタリが襲ってきました。
待機しているテントにセンサー音が鳴り響き、リールからは勢いよくラインが伸びて行きます。
竿を手に取ると、ずっしりとした重みが伝わり、竿を立てると電動のスイッチを入れて巻き上げに掛かります。
しばらくは、調子よくラインを巻き上げていましたが、途中から掛かりに巻かれたようで、空回りするようになりました。
そこで、ボートの出番です。
ボートに電動リールの付いた竿とバッテリーを持って乗り込み、電動を自動巻き上げの状態にして、左手で竿を、右手でエレキを操作しながら、獲物の方向に向かい始めました。
以前は両手で竿とリールを巻き上げながら、ボートの操作もしなければならずかなり苦労したのですが、電動リールは片手で竿を操作できるため、非常に楽になりました。
5分も掛からずに150mの距離を詰めると、いつの間にか獲物は掛かりから外れて、手応えがダイレクトに伝わってきました。
底を這うようなどっしりとした重い手応えは、中々の大物のようです。
5分ほどのファイトで水面に姿を現した獲物は、厚みのある大鯉です。
タモの柄を伸ばして掬いに掛かりましたが、重くて中々近寄りません。
それを何とか堪えて、掬いましたが、今度は重くてボートに引き上げられません。
それでも、何とかボートに引き入れて岸まで運び検量すると、全長1mで何と21.8kgもあるではありませんか??
今年の2月に94cmで19.4kgのヘビー級の大鯉を牧田川でゲットしましたが、それを超えるスーパーヘビー級の大鯉です。
あまりの重さに、手持ちの写真が撮れず、草魚やアオウオのように地面に置いての記念撮影となりました。
琵琶湖は、これがあるから辞められません。
そして、エサ交換をすると、続けてアタリが襲い、今度はスマートな雄の96cm(12.5kg)の野鯉をゲット…
電動リールのテストは、2尾合わせて34kgを超える大鯉の釣果となりました。
琵琶湖、万歳! 電動リール、万歳!
これからは、電動リールが大いに活躍しそうです。
さあ、早く次の休みよ、来い来い鯉!