「赤字になっても補填することはない」と言っていたのに…『熊本城ホール』これまで約５億円の税金を投入

公共施設の管理・運営を民間のノウハウをいかし、企業などに委託する『指定管理制度』に関するニュースです。これまで「熊本城ホール」と「花畑広場」は別々の管理でしたが熊本市はこの枠組みを一体管理する案を示しました。「熊本城ホール」「辛島公園地下駐車場」「花畑広場」３つの一体管理案熊本市が6月28日（水）明らかにした新たな指定管理の枠組みは中央区桜町を中心とした「熊本城ホール」「辛島公園地下駐車場」「花畑広場」あわせて3つの一体管理でした。市街地整備課 三宅史子課長「熊本城ホールと辛島地下駐車場、花畑広場につきましては一体管理をするということでございます」契約期間は来年4月から5年間で、指定管理料は「花畑広場」についての1億2100万円のみとし「熊本城ホール」についてはこれまでの市の方針通りゼロとなっています。この案に委員からは、、、上野美恵子 議員「あの辺を一体にやればあたかも効率的・効果的に見える面もありますけど、そうなったら発注する事業所がすごく狭められる」これに対し熊本市の担当者は施設の窓口の一元化で利便性向上につながることなどを理由に理解を求めました。「赤字になっても補填することはない」と言っていたのに…もともと「熊本城ホール」の建設を巡っては、指定管理料について熊本市は負担しないとして始まり、「万が一、運営が赤字になっても補填することはない」と断言してきました。しかし、新型コロナなどによって施設の赤字は膨らみ、キャンセル料を利用者に負担させなかったことを理由にこれまで4回にわたり約5億円の税金を投入しています。2019年度: 約2600万円
2020年度: 約3億1800万円
2021年度: 約1億4800万円まさやん「ですから熊本城ホールの赤字も含めて、こう、相当な手腕が運営には発揮されるんですかね」後生川 凛アナ「これまで熊本市は、新型コロナの影響は不可抗力と判断して補填してきたとしていましたが、いまや5類移行でコロナを言い訳にはできないですよね。ですので今後、どのようなプランが出されるのか注目されます」
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