映像も含めて多重に意味が込められた素晴らしい作品で、見終わってしばらくなにもできなかったです。 聴き心地のよいトラックと巧みなストーリーテリングにすっかり引き込まれたあとの、まさかのアウトロで絶望して、「こんな思いをする人がいるのはよくない、もう嫌だ」と自然と思わされました。 アウトロで当事者のように怒りと絶望を体験することで、「大変だったけど立ち直れてよかった」「幸せになってね」みたいなお客様的な消費ではすませられない仕掛けになってると思います。 「I used to love H.E.R」が出てきたけど、「彼女」はcrystal-zさんのことを愛してると思います。 少し遅かったのかもしれないけど