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2022年6月8日(水) 12:00-13:00にオンラインで開催されたマンスリー研究セミナーです。
【発表者】沢山 美果子 岡山大学文明動態学研究所 客員研究員
【概要】『性からよむ江戸時代』(岩波新書 2020年)では、歴史の表舞台に登場することの少なかった女と男が残した様々な史料の読み解きを通し、江戸時代の女と男の性の営みは、生きる場である「家」や生きることそのものと分かちがたく結びついた営みだったことを明らかにしようとした。さらに本報告では、山形大学附属博物館に残された婚約破棄や離婚できず家出した嫁が性を売る飯盛女に売られてしまった史料などを読み解くことで、江戸時代の「家」と性の問題を一人ひとり名前を持った具体的な女の経験を通して探る。
江戸時代の女については、とかく近現代との対比で、抑圧されていたか否かといった単線的な図式で理解されがちだが、自らは記録を残さなかった女の声、さらに感情にいかに迫り、一人ひとりの生が歴史を形成していくプロセスをどう具体的に描くか考えてみたい。
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当研究所では本年度も原則として毎月1回、オンラインでのマンスリー研究セミナーを行って参ります。
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