第381回「『信頼できる』と言われること、交友関係の調整」【人生思考囲い】

■「信頼できる」と言われること
・お便り「最近、じんしこリスナーの感想で『信頼できる』『安心して聞ける』『誠実』といったものが増えている気がします。それには100％同意です！一方で、最近クリエイターさんへの賞賛の言葉として、同様の言葉が増えていることに少し危機感も抱いています。こんな荒んでいる社会だからこそ、誠実さを忘れない人への期待を抱いてしまう気持ちは心から共感できるのですが、そんなことを個人に背負わせていいのか？とも思ってしまうんです。そして、普段から露悪的なことばかり言っている人は何を言ってもスルーされるのに、一方で『信頼できる』と言われている人は部分的に少し間違った言動をしただけでいっそう厳しく非難されるじゃないですか。そして反省したところで、ことあるごとに『あの人は以前ああいう発言をしてたから…』と掘り起こされることだってあります。そんなの最初から不誠実に開き直っていた方が得じゃないですか。あまりに損な立場です。じんしこの皆さんは、ぶっちゃけ『信頼できる』と言われていることに対してどう思っているんですか？プレッシャーにならないですか？」
・皆から『正しさ』を期待される不自由さ、息苦しさ→手塚「そうですね。だから僕は人から理解されないような理由で、急に怒ったりします」中野「自分の行動基準、判断基準を外部の価値観に委ねすぎると息苦しい…って話ですよね」
・あえてタイパ、コスパ的には愚かなことをしてみる→自分の心の自由を守る
・中野「優しいラジオとか言ってもらえるのは勿論嬉しいけど、別に皆さんに褒められる為に言動を選んでるわけじゃないですね」→ラジオをやることで色々得はしてるけど、何が損で得なのかは自分の基準で決めたい
・じんしこも自分たちがキャッキャする為に始めた→ばき「1年間くらい再生数、数十回とかでやってましたからね」→客観的に見たら損でしかない
・ばき「自然体でいたいと思ってるし、かつ、なるべく誰かを害さずにいたいな…と思ってます。その為の調整はしてるけど、今のところ特に不自由は感じてないかな」
・人からの評価よりも自意識を気にする→手塚「差別は良くないな…と考えている筈なのに、自分の言動が差別的である事に気づいたら、ショックじゃないですか。そこは整合性を持たせたいから、なるべく自分で調整します」
・『正しさ』を期待される事をプレッシャーに感じている作家は沢山いる→中野「しんどかったり面倒だったらSNS辞めるのも手だと思います。やってない作家さんも沢山いるし…」
・手塚「僕は自分が良いと思っている価値観が、賛同や共感の声によって社会に広がってくれるのは嬉しいですね。ただ、賛同や共感が欲しいからこういう言動をしている…って順番では無いってことですね」
・ラジオへの好意的評価は素朴に嬉しいので、気負わずお願いします～。
■交友関係の調整
・お便り「自分で言うのも恥ずかしいのですが、おそらく私はそこそこの“人気者”です。2年ほど前に上京して以来、複数のコミュニティとの親交が爆発的に増え、自分史上最大に様々な人から食事や遊びのお誘いをいただいております。とは言え、時間やお金は有限なので、全員と無制限に遊べるわけではなく、そのスケジュール調整に少し悩んでいます。誘いを断り続けて『誘われたくないんだな、自分を良く思っていないんだな』と思われたらどうしよう…とか、『この人は今月断っちゃったから来月遊ぼう、そうするとこの人とは再来月になってしまう…』などと調整したり、『別の人と遊んだ様子をSNSにアップすると、断ったあの人は気を悪くするかもしれない…』と考えたりしていると、だんだん人付き合いが義務のように感じてきてしまい、しんどくなってきてしまいました。また、特に仲の良いグループを優先してしまう際に、友人関係の中で序列を作ってしまうような罪悪感があります。どういう風に断ると角が立たず、なおかつ友人関係を継続してもらえるでしょうか？友人たちのことは本当に全員好きなので、もっと気楽に付き合いたいです…」
・ばき「手塚さん！来週10回遊びましょう！って言っても無理だしね」手塚「僕もコミティアの打ち上げ、中野さんやあらばきさんの集まりに行くか、寺沢先生の集まりに行くか葛藤しますからね！」中野「来月発売するゲームもやりてぇ、映画見てぇ…社交に限らず、時間という有限のリソースを奪い合うわけですよね」
・睡眠時間を削るしか…？
・嫌で断ってるわけじゃないよ、とはっきり伝える→次回は自分から誘うことでスキスキアピール
・人気者は複数人と同時に遊ぶ→遊びや集まりの規模がでかくなる
・中野「お便りくれた方の悩み、分かるし、皆こういう経験を通じて少しずつ自分に丁度いい友達の数や、社交の形とかを見つけていくんじゃないかな…と思います」
・一番仲が良い相手＝一番一緒に過ごすとは限らない→中野「お二人とラジオで長時間話してるけど、お二人が一番仲が良い友人ってわけじゃないですしね」ばき「仲良くなってよぉ！！」
・皆が集まるたまり場があると関係維持がしやすい→サークル、部室、ディスコード、Twitter…→非同期コミュニケーションは負担が少ない
・カップルは一ヶ月に何回デートするべき？？→当事者同士が好きにすればいい→友人関係も心地よい距離感は人それぞれ
・コミティアで年に数回、数分だけ話す相手だって友達→中野「俺の中で、ずーっと凄く特別な友人たちですよ」
・友人関係に序列を見出すのではなく、色んな距離感それぞれが大事だと思えば少し気楽になれるかも？
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