動画の初期設定について#3【コーデック後編】

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老人と文学社

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Күн бұрын

Пікірлер: 16
@PartGod
@PartGod 6 жыл бұрын
詳しいお話ありがとうございます。  ガンマは違いますが、Rec709=sRGBのイメージがあります。ダイナミックレンジはmaxが100nitでも、0nitが表現可能ならば∞、1nitならば100(6.6EV)かと。 D850とGH5で動画を撮っていますがGH5はLOGの際のベース感度が400となり暗部のノイズが気になるので、最近はD850一本です。   動画のお仕事でD750を使用されると伺いましたが、内部収録の場合ピクチャーコントロールの設定は何に使用しているでしょうか? Flat+カラグレはアリでしょうか? よろしくお願いします。
@rojintobungakusya
@rojintobungakusya 6 жыл бұрын
コメントありがとうございます。 収録時にふわっとしたまま撮ってしまったところをご指摘頂き助かりました。 実際のモニターでは、ビデオ信号としてわずかに上下をクリップしたりしてしまうものもあるので、 Rec.709のモニターだと5〜7EVの表現力ということみたいですね。 GHシリーズのVlog-Lは上位機種のVALICAMにデザインされたガンマカーブを流用(同じLUTを使用できるように)したものなので、 80IRE以上がクリップされるデザインですね。なので、印象としてはハイライトやミッドトーンに重点的に露出を合わせると、 丁度トーンを触りたくなる部分にノイズの多いフロアが来るような感じになりそうです。基準感度400というのも心許ない感じがしますね。 ただ僕個人の意見ですが、 logガンマというのは「輝度ノイズと引き換えに、広大なダイナミックレンジとルックの決定を先延ばしにできる」を得る撮影方法だと思っています。 観客を動画の世界にうまく誘導できていれば、 ノイズや画質の悪さは一回目の鑑賞では、ほとんどの場合問題にならないと思っています。 ノイズが見える人はノイズを見たい人だと僕は思います。撮影してる人は本当に気になるものなのですが… 僕はlog撮影のときはノイズは全て可とします、スキンディテールに、とかは流石にダメですが…一般的なビデオガンマに慣れていると広大なダイナミックレンジは本当に魅力です。 またガンマカーブによって、グレーディングで破綻しやすいIREフロア(bit深度割り当てが浅いフロア)は確かにあるので それに関しては、露出、照明で制御すべきだと思います。 D750(や一般的なビデオガンマでの収録)の時は、なるべく撮影時の段階でピクチャースタイルでルックを追い込んで撮影します。 具体的にはシャープネスに非常に気を使います。多少のカラー補正はできますし、ノイズも許容してしまえば、色や輝度はかなり補正可能です。 ただlogもそうですが、ビデオに関しては後からシャープネスは変えることがほとんどできません。なので、レンズの描写によってシャープネスの設定を追い込んでおきます。 logやrawに比べ、グレーディング耐性がないですが、低感度で撮影すれば非常にクリーンな画が撮れます。 rawであればシャープネスも変更可能ですが、逆に言えば全カットシャープネスやノイズリダクションまでデザインしなければならないので、ワークフローと相談だと思います。 D750で撮影する局面というのは、 撮影までに作品のルックやテイストを決められる場合のみです。 テイストが決まっていなかったり、 編集に全く携わらない場合は避けます。 今までも、プリプロダクションからポストプロダクションまで一貫して関わる場合、または自分で全部やる場合のみ使用しました。 ピクチャーコントロールのflatですが、 きちんと検証してないので話半分でお願いします。感度を上げると盛大にノイズが増える気がします。 またビデオ信号的に、グレーディング耐性がないのでそれを触るのも少々怖いですね。撮影現場で可能な限り完成時の映像に近づけるのが僕はベターだと思います。 一方、フラットな画そのものが良い場合もあります。映画好きなひとは、反射光であるスクリーンの表現に近いフラットな画を好む傾向にあると思います。 本当に長くなりましたが、 一般的なビデオガンマ・log・rawとも、 一長一短あり、どれを使えばいいというのはプロジェクト毎に違うと思います。 「可能な限り撮影現場で完結させる」を信条にしています。後から触るのは本当に限界がありますし、撮影までにテイストを決めておくべきだと思います。 ポストプロダクションにお金を割くより、現場で照明を増やす、人員を増やすのほうがより良い作品作りにつながると思います。 以上個人的な意見でした!
@rojintobungakusya
@rojintobungakusya 6 жыл бұрын
追記 ピクチャーコントロール設定は、 場面(シーン)に応じて変えます。 基本はスタンダードですが、 フワッとさせるならポートレート、 ギラギラのビビットといった感じです。 一方レンズやフィルターで同様の効果を狙ったりします。 オールドレンズと現代レンズを使い分けたり、 レンズに息を吹きかけたり、ローション塗ったりです。
@PartGod
@PartGod 6 жыл бұрын
丁寧なご回答ありがとうございます。  GH5/logが登場した当初にlogカーブは同じだが80IREでカットされるので注意が必要と書かれているサイトを見た記憶があります。 私はにわかで動画に興味を持ってしまったため、自分の動画、人の動画関わらずノイズ等を気にして見てしまっていました。  少し話は変わりますが#2でおっしゃっていたように、映画を見る際にどのように撮っているかを気にしながら見ています。邦画に比べて洋画は影や色の表現が深い印象があります。同じREDを使用している作品でも邦画はノッペリ感じます。  ニコン機で動画を撮影する際には、Flat設定を行いノイズが目立たないように暗い部分を潰す+シャープ、でFlatの特徴を一切生かしていませんでした(ダイナミックレンジは変わらないらしいですが勝手にNikon-LOGのような使い方をしていました)。初期設定において目指す表現が得られるように勉強します。  差し出がましいですが、以下もしお時間があればご回答/ご検討の程宜しくお願い致します。 ①D850で4Kを撮影する際にFX/DXフォーマットで画素低減手法に違いがあるように感じるでしょうか?(FX:ビニング DX:?) ②規格や歴史など他のチャンネルにはないような(プロならではの)ディープで長い動画を増やして欲しいです。 ③ニコン機を使っての動画作製フロー動画があるとうれしいです。 以上勝手ですが宜しくお願い致します。 今後も楽しみに観させて頂きます。
@rojintobungakusya
@rojintobungakusya 6 жыл бұрын
邦画と洋画の画の質の違いはカメラよりも、 照明と美術の重厚さの違いによるところが大きいと思います。 僕も運良く映像のお仕事をもらうことがあるくらいで、アマチュアに毛が生えたくらいですよ。 国際映画祭にも参加したことがありますが、映像に関してはアマチュアもプロも世界中で同じことをしていると感じました。 むしろ放送業界は利権に甘んじている部分が大きいので、僕らアマチュアでどんどん食っていってやりましょう! 質問1ですが、ほんの少し触っただけなので詳しくは言及できませんが、 ニコン機のDX映像はかなり画質がプア(貧弱)で世界的にも有名です。 逆にお聞きしたいぐらいなのですが、D8504Kでもやはり、おなじ印象ですか? 僕自身はよっぽどのことじゃない限りDXクロップは使わないようにしています。他の機種にあるピクセル等倍クロップは線が細くて優秀です。 ただどちらも高感度では、ノイズの粒が物理的に大きくなる分画質はかなり悪く感じると思います。 長くて難しいのがいいとはなんとも変わった趣味をお持ちですね。僕も大好きです。検討します。 動画制作のフローですか…なにか制作の機会があれば丸々やってもいいかもしれませんね!それも検討します! 映画の撮影手法から観るアプローチの企画も考えているので、お楽しみに!
@PartGod
@PartGod 6 жыл бұрын
お忙しいところご回答ありがとうございます。 映画の鑑賞方法について楽しみにさせて頂きます。今後は映画を見る際には楽しむだけではなく勉強の場として活躍させていきたいです。 (日本の映画は映画屋さんではなくテレビ屋さんが作っている場合も多い気がします。)  D850,FX/DXの4K画質を初めてきちんと確認をしてみましたが、FXの方が高精細かつ高感度でのノイズも少なく感じました。素人意見ですが、FXはビニング、DXはスキップのような気がします。FHDでもその傾向がありモアレ発生の差もありそうです。(FXはFHD以上のラインスキップ、DXはFHD画質でラインスキップ?)  モグリ知識で「映像はsuper35mm」だと思っていたので今後はFXオンリーでいこうと思います。 お時間をいただき色々と返信を下さりありがとうございました。 今後も楽しみに鑑賞させていただきます。
@trueblack6760
@trueblack6760 4 жыл бұрын
ありがとうございます!!!
@kenchiro_pt
@kenchiro_pt 5 жыл бұрын
頭沸騰しましたが、動画初心者としてすごく勉強になりました。 ふと思ったんですが、写真の14bit RAWとかも暗部から明部にかけて均一に情報記録するのではなく、Log的に「暗部は諧調豊か」みたいなことしてたりするんですかね? メーカーのチューニング次第なのかな??
@rojintobungakusya
@rojintobungakusya 5 жыл бұрын
おそらくですが、RAWはセンサーが受け取ったリニアなデータだと思います。RAWとはいえ、量子化は行なっているのでノイズを避けるためのわずかなチューニングはあると思いますが、センサー次第かもしれません。 文系脳の僕らも頭沸騰しながらやりました!
@kenchiro_pt
@kenchiro_pt 5 жыл бұрын
@@rojintobungakusya なるほど! そのへんのデータ蓄積の仕方を含めてセンサーのチューニングなのかもしれないですねぇ。
@hayatokudo2026
@hayatokudo2026 6 жыл бұрын
おつかれさんでございます。 鳩屋です。 動画シリーズ全部見ました。その時に思った事が「動画編集ソフトは何が良いのだろうか…」です笑 以前、他の動画でネイチャーメインで撮りたいとコメントさせていただきましたが、スチルだけでなくムービーでも撮ろうと思いました!まあ、静画に近い簡単な動画になるとは思いますが、チャレンジしてみようと思います。 今後もこうした一眼動画について動画上げてください!
@whenyouwishuponastar5586
@whenyouwishuponastar5586 6 жыл бұрын
ダイナミックレンジで何段ぐらいあるの? そこややこしいですよね・・・あくまで輝度差の話かと。Rec.709(ITU-R Recommendation BT.709)のダイナミックレンジ(現行のSDR)が輝度値で表すと10の3乗 cd/m2 なのでEVに換算するとおおよそ8EVくらいの範囲を表示可能ということかと HDRだとそれが10の5乗 cd/m2 で人が瞳孔を固定した状態で認識できるダイナミックレンジとほぼ同等、肉眼で見る景色に近い陰影を映し出せるようになるってことかと。ただBT.709もHDRのBT.2020も輝度だけではなく、色域(色の鮮やかさ)なのでちょっと何段って表現で簡単にいうのは難しいかもしれませんよね・・・
@rojintobungakusya
@rojintobungakusya 6 жыл бұрын
いつもありがとうございます!国文学専攻だった僕の一夜漬けではこの辺ちんぷんかんぷんで… こうやってコメントとかいただけると助かります! Rec.709も知れば知るほど、よくこんなデータで…と思うほどデータ量少ない印象ですね! logやHDRを使うと。あまりに豊富な情報量に戻れなくなりそうです。
@whenyouwishuponastar5586
@whenyouwishuponastar5586 6 жыл бұрын
戻れなくなるって・・・樋口真嗣さんと同じようなことをおっしゃるのですwww。ニコンでは無く恐縮ですが・・・4:2:0 8bitですが、α7RⅢでHybrid Log-Gammaを使い始めたのですが暗部の階調が豊富でこれ経験すると戻れなくなるってわかります。樋口真嗣さんの記事参考までav.watch.impress.co.jp/docs/series/higuchi/1098986.html
@rojintobungakusya
@rojintobungakusya 6 жыл бұрын
この記事全く同感です!ドキュメンタリーとか記録であれば、豊富なデータで救われることもたくさんあるんですけど、 ドラマの現場は本当に大変なんです。4K・HDRとかだといままで誤魔化せていたものが、(ちゃんと映って)安っぽく見えてしまうんです… なので国内外問わずフィクションに関しては、高画質化に対する議論は盛んにされていますね。 HLGは汎用性高くていいですね、8Bitでも極端にデータを触らなければダイナミックレンジも広くていいと思います。 使ってみたいんですけど、なぜニコンを選んだのか…
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