大迫力のじゃおどり（龍踊）に遭遇！春節の長崎

🐉龍踊りの起源と歴史
龍踊り（じゃおどり）は、古代中国で雨乞いの儀式として生まれました。龍は天を舞いながら玉を追い求め、この玉は太陽や月を象徴しています。龍が玉を飲み込むことで、空が暗くなり、雨雲が広がり、やがて雨が降ると信じられていました。この舞は、干ばつに苦しむ農民たちの祈りから始まり、次第に祝祭や祭りの際に披露されるようになりました。日本においては、長崎の唐人屋敷（1689年～）で、毎年正月十五日（上元の日）に演じられていました。
🐉龍踊りの演技
龍踊りには、以下のような演技があります。
1. 玉追い：龍が体をしならせながら上下左右に動き、玉を追いかける。途中で胴をくぐる動作も含まれる。
2. 玉探し（ずぐら）：龍がとぐろを巻き、体の陰に隠れた玉を頭で探すように上下左右に動く。
🐉龍踊りの楽器
龍踊りの演奏には、次の6種類の楽器が使われます。
長喇叭（ながらっぱ）：龍の鳴き声を表現
大太鼓（おおだいこ）：雷の音を模す
皺鼓・半鼓（かっこ・はんこ／パラ）：雨の音を表現
大銅鑼（おおどら）：風の音を奏でる
大中小の蓮葉鉦（ばっつお）：風の音をさらに際立たせる役割
小鐘・小鉦（こがね・こしょう／キャン）：中国独特の情緒を醸し出す音色
これらの楽器によって、龍踊りはより躍動感あふれるものとなり、壮大な世界観を作り出します。
🐉龍の特徴
鱗は8000枚、総重量100kg超。
髪の毛に馬の尻尾、尾にはクジラの髭が使われています。