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海鳥の胃袋から大量に見つかるプラスチック片。このまま対策を取らなければ、2050年には魚の量よりも海洋プラスチックの量が上回り、“プラスチックのスープ”のような状態になると懸念されている。私たちの暮らしにも密接な関係がある。
日本など先進国が廃棄プラスチックを輸出しているマレーシア北部では、放火や不法投棄による汚染が深刻化、健康にも影響が出ている。
石油から作られ、20世紀の夢の発明ともてはやされたプラスチックだが、リサイクルされているのは全体のわずか9パーセント。焼却は12パーセントだが、燃やすと大量の二酸化炭素を出し、温暖化につながるので、やみくもに増やせない。
残りのおよそ8割はゴミのまま埋め立てられていて、野ざらしになったプラスチックは海に流れ出してしまう。その数は推定年間3000万トン、海流に乗って地球全体へと拡散していく。
このままでは、10年後には今の3倍の9000万トンに達すると予測される。使い捨てプラスチックの量を大幅に削減できるか。この10年が地球と人類の未来を決める鍵を握っている。
NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」をビジュアルに紹介する動画シリーズの第3回。
#未来へ17 #地球のミライ
【放送情報】NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」プラスチック汚染の脅威 大量消費社会の限界
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NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」では、地球温暖化、人口爆発と食料問題、プラスチック汚染…新型コロナウイルスだけでなく、さまざまな世界規模の課題を浮き彫りにします。
こうした課題について、「分岐点」といわれているのが2030年。
つまり、このまま問題を放置すれば、2030年には取り返しのつかない未来へと進んでいくことになります。どうすれば危機を回避し持続可能な未来を実現できるのかシリーズで考えていきます。 番組のナビゲーターはいま注目の若手俳優、森七菜さん。最先端の技術を駆使した特殊撮影で、未来のディストピアに降り立ちます。そこで目にする光景はどんなものになるのでしょうか。
この10年の間に、どうすれば危機を回避し持続可能な未来を実現できるか考えていきます。
NHK・SDGsキャンペーン「未来へ 17アクション」
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NHK・SDGsキャンペーン「未来へ 17アクション」では、SDGsの重要なテーマに向き合い、持続可能で多様性のある社会の実現を目指します。番組をはじめとする、さまざまな活動を通じて、豊かな未来へ向けて17の目標を達成するアクションを起こすきっかけづくりに取り組みます。