ヨハネの福音書8章12節) Qui sequitur me,non ambulat in tenebris,sed habebit lumen vitae. (こんてむつすむん地) 我を慕うものは闇を行かず、ただ命の光りを持つべし。 私に従うものは闇の中を行くことがなく、ただ命の輝きを持つのです。 (ルカの福音書17章21節) Regnu Dei intra vos est. (こんてむつすむん地) デウスの御国は汝達(なんだち)のうちにあり。はかなき世界を厭うべし。 神の国はあなた達の中にあるのです。このはかない現世を忌み嫌いなさい。 はつる宝を訪ね求め、それに頼みを懸くること、 失った財産を探し求めたり、当てのないそれを頼りとすること、 位、誉れを望み嘆き、身を高ぶること、 位や誉れを望み、失ったときは嘆いたり、それでおごり高ぶること、 世界の実も無きことを厭い、ゼズキリシト※1を真似い奉るなり。 こういった世界の虚しく価値のないことを厭い、イエス・キリストを真似し申し上げるのだ。 心の闇を遁れ、光り得んとおもわば、 心の闇を逃れて、命の輝きを得ようと思うならば、 主の御功績を、学び奉れ。 偉大なる主のご功績を、学び申し上げよ。 天の道※2に至りたらん人は、ここにかくれたる天の甘味をおぼゆるべし。 神々の領域に至った(生天した)人は、ここに隠れている天国の快楽を感じるのです。 (Tantum ergo) Tantum ergo sacramentum veneremur cernui, この大いなる秘蹟と聖体を崇め、歌おう、 et antiquum documentum novo cedat ritui, 古い儀式が終わり、新たな祭儀が出来た。 praestet fides supplementum sensuum defectui. 願わくば、信仰が五感の不足を支えるように。 genitori,genitoque laus et jubilatio, 賛美と歓びを父なるデウスと子なるキリストに、 Sals,honor,virtus quoque sit et benedictio, 安全と名誉、勇気、力と祝福もまた、 Procedenti ab utroque compar sit laudatio. この二つから現れる聖霊もともに(三位の神を)讃える。