端唄 奴さん

藤本二三吉　三味線:小静 / はな子　鳴物入り

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懐かしいなぁ。これには踊りがついていているがいわゆる〝幇間芸〟である。私の父の従兄弟が若い頃弁護士をしながら新地で幇間をしていたからこの踊りをよく見た。父の弟である叔父の奥さん（叔母）ほ元売れっ子芸者であったから我が家の集まりはいつも賑やかで子供心に愉しいものであった。 小学生の時「今日は好きな歌を前に出て歌うことにしよう」と先生がいったので、私は都都逸を歌ったら先生がそんな歌どこで覚えた？とびっくりしていたが、歌っている私自身その意味を知らなかった。「🎵夜明けの鐘がご〜んと鳴って、櫛が落ちてる四畳半」「九尺ニ間に過ぎたるものは、紅のついたる火吹き竹」などなど。素晴らしい家庭環境であった(^^)