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切迫する巨大地震や津波など気候変動に伴う自然災害のリスク、米中に挟まれる国際関係のリスク、デジタル化に伴うサイバー犯罪リスク――わたしたちはいまや、四方八方をリスクに囲まれた危機的状況のなかで暮らさざるをえません。加えて、これらのリスクは相互に影響を及ぼしあい、融合し、さらに巨大な危機となってわたしたちに襲いかかろうとしています。これからの危機の姿を解き明かすべく、気候変動や防災、国際政治、エネルギー問題などさまざまなリスクの専門家が一同に介し、危機だらけの世界をサバイブするための方法を考えます。
<出演者>
宮本 佳明
慶應義塾大学 環境情報学部 専任講師
1983年神奈川県生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業、京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻終了。博士(理学)。専門は気象・気候学。理化学研究所、米国オクラホマ大、米国大気研究所、米国マイアミ大にて、スーパーコンピュータによるシミュレーションや理論解析などを通じて、台風や積乱雲などの気象現象のメカニズムを研究した。2018年4月より現職。慶應大SFCの研究室では、基礎研究に加えて、産業や防災に対する気象の応用研究も行っている。
安宅 和人
慶應義塾大学 環境情報学部 教授・
ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)
データサイエンティスト協会理事。マッキンゼーを経て、 2008年からヤフー。 前職のマッキンゼーではマーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。ヤフーでは2012よりCSO。途中データ及び研究開発部門も統括。2016より慶応義塾SFCでデータサイエンスを教え、2018秋より現職(現兼務)。イェール大学脳神経科学PhD。内閣府CSTI基本計画専門調査会委員、同 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会 副座長などデータ×AI時代での変革をテーマにした政府委員を多く務める。著書に『イシューからはじめよ』(英治出版、2010)、『シン・ニホン』(ニューズピッ クス、2020)。
小笠原 和美
慶應義塾大学 総合政策学部 教授
1994年3月慶應義塾大学総合政策学部卒業(一期生)。同年4月警察庁入庁。兵庫県警で阪神・淡路大震災の遺族対応・検視を担当。警察庁で暴力団対策法改正、タイを拠点とした薬物取締強化のJICA多国間国際協力プロジェクト立上げ。県警で選挙違反の摘発、暴力団大規模対立抗争事件等の捜査を指揮。原子力安全・保安院(当時)でテロ対策のための法改正と原子力防災を担当。東日本大震災発生後、福島県警へ赴任。北海道警察函館方面本部長等を経て、2020年4月より現職。2021年2月発行の子どもを性暴力から守るための予防教育絵本を監修。
神保 謙
慶應義塾大学 総合政策学部 教授
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了(政策・メディア博士)。専門は国際政治学、安全保障論、アジア太平洋の安全保障、日本の外交・防衛政策。タマサート大学(タイ)で客員教授、国立政治大学、国立台湾大学(台湾)で客員准教授、南洋工科大学(シンガポール)を歴任。政府関係の役職として、防衛省参与、国家安全保障局顧問、外務省政策評価アドバイザリーグループ委員などを歴任。