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前回10月27日の弘法大師空海様大師号下賜1100年記念法話に引き続き、
今回もお大師様、弘法大師 空海についてのエピソードをお話しさせていただきます。
空海にはたくさんのお弟子様がいらしたのですが、空海の一番弟子に智泉という方がいらっしゃいました。
智泉は、空海のお姉様の子供であり、空海にとっては甥にあたります。
智泉は、空海の最初の弟子であり、私度僧の頃から、空海について修行されていました。
智泉は入唐を果たした空海から、密教の法を授かり密教僧となりました。
そんな中、智泉は子供が授からなかった嵯峨天皇の為に、子供が授かるよう熱心に護摩祈祷を行いました。
するとその御祈祷の甲斐があってか嵯峨天皇は第一子を授かります。
空海は智泉のご祈祷のご利益により嵯峨天皇から更なる信頼を得て、高野山を授かり、高野山に修行道場(壇上伽藍)をひらくために、智泉にその責務を任されていました。
ところがある日、悲しい知らせが空海のところへ届きます。
智泉は高野山で病に倒れ、帰らぬ人となったのです。
智泉37歳。空海52歳の時でした。
お大師様がお弟子様として大切にされていた智泉の死を受け、このような追悼文(達嚫文)が残っているそうです。
哀(かな)しい哉(かな),哀しい哉、哀(あわれ)が中の哀(あわれ)なり。
悲しい哉、悲しい哉、悲しみが中の悲しみなり。
哀(かな)しい哉(かな),哀しい哉、復(また)哀しい哉。
悲しい哉、悲しい哉、重ねて悲しい哉。
悟りを得たお大師様でも大切にされていたお弟子様の死に
悲しみの感情が溢れ抑えられないことが読み取れます。
大切な人との別れは一番辛い苦しみとも言われます。
しかし、それは、その出会いがどれだけ素晴らしいものであったのか。
また、その人が、自分にとっていかに大きな存在であったかを、
その悲しみが証明しています。
涙を流すことは、決して悪いことではありません。
感情をおもてにだしても恥ずかしいことではありません。
悲しみ苦しみを押し込めること。
それが悟りであるとは、私は思わないのです。
ずっと悲しんでいると、成仏できないよと、励まされる方もいらっしゃいます。
けれども、悲しみをおしこめることなく、
いっぱい悲しんであげることが供養になるのではないでしょうか。
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