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僕はスポーツ観戦が大好き!特に野球やテニスなどの勢いのある選手のダイナミック(躍動感のある)な動作をよく観察します。動きのシークエンス(順番)、体幹の捻転と巻き戻し(コイル)、軸回転、打点(フェース面の使い方)、バランス(内転支持筋)、フットワーク(股関節)など運動力学の観点から比較するとゴルフスイングと類似した動きが色々出てきます。
個人的には近頃引退を表明した日ハムの稲葉篤紀選手のバットコントロールが一番参考になる。無駄な動きが削ぎ落とされているから、どの選手よりもスイング軌道が安定しており、体の軸を中心にコンパクトに鋭く回転しているところが魅力だ。余分な動きがあると体の回転は遅くなるので当然ヘッドスピードは落ちるが、稲葉選手は小さく回って、内角の厳しい球を体の回転だけでさばいてヒットにするのが実にうまい。捉えるポイントも自分に近いところでヒットするので、頭が残ってよくボールが見えている。ゴルフスイングもこんな風に打てると、クラブをまーるく振れるから、しっかりヒットできるんだ!一貫した動きで打つには、稲葉打ちです!
動画に見られるように、トップの捻転差を変えずに、胸の面を右に向けたまま腰と両膝から切り返す。すると、バックの軌道よりも内側から(インサイドアウトの軌道を通って)下りてくる。(シャロープレーンへ変化する)肩の回転から切り返えすとグリップエンドが前に出て、軸が突っ込んでアウトサイドイン軌道を描く。グリップエンドを意識的に飛球線後方を指して引っ張り下ろそうとするのも同じこと。シャフトを立てて下ろそうとすれば、右肩が前に出て突っ込んでしまうということをはやく認識してもらいたい!
胸の面を右に向けて腰のリードで切り返すと、右肘が脇腹横に絞り込まれて下りてきて右腰横に来た時には、背骨は15度右に傾いた状態で右肩のほうが少し低く入ってくる(サイドスローのイメージ)。この時グリップエンドは目標線の右前方を指す(1)。
この位置からグリップエンドを目標方向に引っ張る意識はない。左手のひらを左後方に向けて押す要領で背骨を中心に左背中半身を後方に引っ張ることができれば、右肘を曲げたまま体幹の捻じり戻しをするだけで、ヘッドがクルリンチョと分度器のようにまーるく振ることができる(2)。
このクルリンチョが稲葉打ちと同じイメージなんです。体の軸を中心にコンパクトに鋭く回転して、右腰から左腰の間(インパクトゾーン)で腕の振りと腰の回転を同調させて、ピッと切るんです(グリップエンドで切腹するぐらい近くを通る)。なので、トップから右腰の横に下りてくるまでは、シャフトと左腕はとてもリラックスしていて体に巻き付くようにフニャフニャと下りてきて、インパクトゾーンの一瞬にピッと切ることに集中するんです。この動きが顕著なのは日本では尾崎建夫さんがNo.1でしょう。トップからすぐにびゅっと振ってしまって、タメが作れない人はヘッドを振るタイミングが早いのです。
またしっかりインサイドから下ろしてこないとシャフトのしなりは使えません。自分から見て4時半の方向から切り込んできて、右腰の横でシャフトの根元をキックポイント(テコの原理)にして、次の瞬間グリップエンドが左腰を指す動きが一番ヘッドが走るし、まーるく振れるし、両脇が締まって体の回転と同調するのでとんでもないパワー&スピードを発揮できます。リリースが早くてダフリやフックを連発する人は、体の回転と振る軌道のベクトルがマッチアップしてないからなんです。
動画を見ている人には、クルリンチョをするとクラブが下から入るように見えるかもしれませんが、インパクトゾーンでグリップエンドを浮かせずに左腰を指して鋭く左に回転すれば、ハンドファーストでロフトを立てて捉えられるのでボールを圧縮できます。またダウンではヘッドのトゥ側を持ち上げてヒール側から接地させるイメージがあるのでコックが早くほどけることもありません。