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佐藤敏直作曲 風と光と空と
2024年4月5日 現代邦楽「響」2024 ライブ映像
豊洲シビックセンターホール
演奏:NHK邦楽技能者育成会同窓会会員
指揮:石川憲弘
NHK邦楽技能者育成会同窓会・・・www.hougaku-ik...
1986年作曲
伝統的な箏の調弦が今日のようなものになっているのは、当然のことながら伝統的な音楽を奏するのに最も相応しいという理由になろう。胴の形などもそれらの響きを豊かにするために試行錯誤を経て定着した筈である。 けれども私は、そのお箏の音色からしばしば、いわゆる教会旋法への想像をかきたてられる。ハープに近いものを潜在的に感じているのかもしれない。
この作品は3つの楽章から成っており、そのほとんどが教会旋法的であるから、従って調弦もすべての箏が、音域上の差があっても、同じになっている。もっともこんなことは合奏だからこそ出来ることで、独奏だったら音域が狭くなって不自由になるに違いない。
ところで、風も、光も、空も、それ自体では形もなく意味も不明確であるから、仮りに1枚の木の葉すらも泳がせることがなければ、これを単に、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲとしてもいいぐらいのものである。
構成は、箏5パート、十七弦2パートとなった。 (作曲者)