ルーズベルトの話は意外と複雑で、ミシシッピ州とルイジアナ州が国境紛争を行っていた際にミシシッピ州からハンティングに招待されたものの、丸一日かけても獲物にありつける事ができず、見かねたハンターが棍棒で瀕死に追い込んでおいた熊(猟犬を襲っていたので返り討ちにした熊だとも)を用意した所、ルーズベルトは自分では撃たずにハンターにとどめを刺させたそうです。 その話を元にして国境紛争解決中(Drawing The Line In Mississippi)の風刺画が描かれたのですが、本来は瀕死に追い込まれた獰猛な熊を拒否するルーズベルト(黒人奴隷への虐待が続くルイジアナ州を否定する風刺だとか)の絵だったものが、その絵を見たロシア系実業家がテディベアとして熊のぬいぐるみを売り出し大成功した事で、可愛らしい熊の子供に描き替えられ「我々は卑劣なマネをしないよ」という感じになったみたいですね。