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それぞれの事情で学校にいけない子どもたちを受け入れている、福島県福島市のフリースクール「ビーンズふくしま」
この日の午前中は「絵に関わることをする時間」…ここで何をするか?どう過ごすか?意見を出し合い子どもたちが話し合って決めている。
たみちゃん”と呼ばれ親しまれているフリースクールの事業長・菅野多美子さん。
ビーンズふくしまフリースクール事業長・菅野多美子さん:「私たち参加型なので。一緒にやりながら話すと、いろんな話ができるので楽しくやっています。みんなでいろんなことが話せて、みんなで決めることができて、みんなで行動ができるという隔たりのない壁のないフリースクールができたらいいかなと思います」
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<目指すのは『自分らしく仲間と笑顔で過ごせる場所』>
2020年からフリースクールに通い始めた中学1年の翠さん(仮名)。小学校低学年で受けたいじめをきっかけに、卒業まで学校に行けなかったという。
中学1年・翠さん(仮名):「周りの人の目が怖かったんですけど。話したらすごい楽になってちゃんと考えてくれて」
はじめはほとんど誰とも話さなかった翠さん(仮名)。少しずつ自分の気持ちを打ち明けることができるようになり、フリースクールで新たな仲間ができた。
ビーンズふくしまフリースクール事業長・菅野多美子さん:「第三の居場所っていうのがあると、子どもたちも気持ちを吐き出す場所だったりとか、自分が安心していられる場所があるというのは、すごく大きなことだと思います」
全国で不登校の児童と生徒は23万1372人。福島県内では2669人と震災以降、増加傾向にある。
『学校に行きたくない』・・・子どもからの意思表示を、まずは受け止めて欲しいと菅野さんは考えている。
ビーンズふくしまフリースクール事業長・菅野多美子さん:「学校に行きたくないのは怠けているとかそういうことではなくて、本人にとってのSOSなんだというところを聞き入れてくれる気持ちが一番だなと思っていて。とにかく話を聞いてあげることが一番なんだなと思っています。お母さんたちも悩んでて、すごくつらいと思うんですけど、助けてくれる人はたくさんいるので1人じゃないんだよと孤独じゃないんだよということは伝えたいと思います」
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<フリースクールで新たな夢を見つけた子も…>
高校3年生・男子:「みんなで料理するというのがあって、それでみんなでやってすごい楽しかったので。料理のことやってみたいな、もっと知りたいなというので通ってみようかなと決めました」
2022年からは調理師の専門学校に進みたいと考えている。
高校3年生・男子:「無理しないでやっていけたらなと思います」
ビーンズふくしまフリースクール事業長・菅野多美子さん:「悩む時期があってすごく大変な時期もあると思うんです。でも必ずひとりじゃないので。周りが助けてくれる方がたくさんいるので、そことつながりながら進んでいくとトンネルは抜けられると私は思っています」
無理せず、ゆっくり、自分のペースで。
たくさんの可能性を持つ子どもたちが成長する場所として、菅野さんはこの言葉を伝え続ける・・・「学校ムリでもここあるよ」