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謡曲「高砂」とは…
室町時代に作られた日本の伝統芸能の1つである能「高砂」の中で謡われる曲の一つです。
高砂市にある高砂神社の社伝によれば、ひとつの根から雌雄の幹の立ち上がる「相生(あいおい)の松」が境内に生えたのは神社が出来てすぐの頃であったが、ある日、2人の神が現われ、「我神霊(わがしんれい)をこの木に宿し世に夫婦の道を示さん」と告げたところから、相生の霊松および尉(じょう)(おじいさん)・姥(うば)(おばあさん)の伝承が始まりました。その伝承を世阿弥(ぜあみ)が能作品として完成させたといわれています。
物語は阿蘇(あそ)(現在の熊本)の神主の友成(ともなり)が京(現在の京都)に向かう途中に高砂の浦に立ち寄った時に、相生の松の精である老人夫婦と出会うところから始まり、夫婦愛、長寿の理想をあらわした謡曲の代表作だといわれ、昔から、おめでたい曲として結婚式では盛んに謡われ、親しまれてきた曲です。
この動画を見ていただいて、興味を持っていただき、お祝いのときに謡っていただければと思います。
また、『相生の松』など、謡曲『高砂』のゆかりの地である高砂市にも、ぜひお越しください。