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航空自衛隊航空中央音楽隊 彦根公演ライブ音源
令和5年10月6日(金)
ひこね市文化プラザ グランドホール
指揮:副隊長 3等空佐 芳賀大輔
演奏:航空自衛隊航空中央音楽隊
録音編集:3等空曹 矢藤駿
和田信:インフィニティ〜ブルーインパルスのために〜
「インフィニティ」は、航空自衛隊の誇るアクロバット飛行チーム、ブルーインパルス(第4航空団第11飛行隊)をイメージしています。
2010年2月、私はブルーインパルスに搭乗する機会に恵まれ、その本拠地である
松島基地(宮城県東松島市)に向かいました。今までに体験したことのない圧倒的なスピードと体が押し潰されるような重力を感じながら、機体同士の距離が限界まで接近する中で繰り広げられる演技を目の当たりにし、「いつか、この経験を曲にしたい。」そう思ったことが、この曲に繋がりました。
そして、この曲を書きたかった理由がもう一つあります。
それは、東日本大震災後のブルーインパルスのエピソードです。
震災では松島基地も壊滅的な被害を受けましたが、ブルーインパルスは翌日に予定されていたイベントのために福岡県の芦屋基地に移動しており、奇跡的に難を逃れました。
隊員たちは、一度松島基地へ戻り救援活動に従事し、その後芦屋基地にて訓練を再開することとなりました。訓練しながらも隊員たちは「今、自分たちは飛んでいいのだろうか。」
と自間自答したそうです。そんな中、彼らを奮い立たせたのは、「松島の空を飛ぶブルー
インパルスが見たい。」という地元の人たちの声だったと言います。
震災から4ヶ月後、ブルーインパルスは空を見上げる沢山の笑顔の中、希望の象徴として松島の空を飛びました。そしてブルーインパルスは今も平和への祈りを込めて日本の空を飛び続けています。「このことを多くの人に知ってほしい。」と思ったことが、もう一つの理由です。
曲名の「インフィニティ」は「無限」という意味です。果てしなく続く大空、平和な空が続くことへの祈り、そして、ブルーインパルスの演目の1つである大空に描く8の字が、無限を表す記号である「∞」に見えることからイメージしました。
この曲は、ブルーインパルスの疾走感を速いテンポと細かい動きで、英壮さと華やかさを旋律で表現しており、演奏会の幕開けに相応しい曲になったと思っています。
大空を駆けるブルーインパルスの姿を思い描きながらお聴き頂けると幸いです。
(航空中央音楽隊第54回定期演奏会パンフレットより)
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