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张掖で大自然の魅力を堪能したあと、私は考えあぐねていた。ここからどこに向かうべきか。南には祁连山や卓尔山というスイスのアルプスにも例えられる山がある。そこで夜に天体観察をするのもよい。 高級ホテルの高級テント泊という選択肢があって、そこには望遠鏡も備えつけられているという。さらに、静かで無料で美しい阿柔大寺というチベットの寺院を訪れるというのにも心惹かれる。
しかしそこに向かってしまうと、蘇州に戻る時間が迫っているということもあって、これ以上西に行くことはできない。そこから西寧に戻るか、张掖に戻って飛行機で東に、という流れになってしまう。
かといって、思い切って夜行で敦煌に向かうというのも躊躇われた。なぜかというに、今はシーズン真っ盛りで、有名な莫高窟は予約でいっぱいらしいのだ。その場でチケットを買って参観できる部分は限られている。また外国人はネットで予約できないようだ(よくあることだが身分証情報をシステムに入れれないのだ)。それに敦煌に向かったところで、時間切れで、そこに二日ほど滞在した後は飛行機で上海なりに戻ることになるのだが、敦煌発はかなり高い。
そこで妥協したわけではないのだが、素直に、次の西のある程度大きな町、嘉峪关に向かうことにした。ここはしかしなんと明代の万里の長城の西の果てらしい。それなりにロマンがあるではないか。それに西寧で茶卡盐湖に向かう列車の中で言葉を交わした私と同い年の男がそこの人間だというので、少し親近感が湧く。
とうとう着いた万里の長城の西の果ての町。しかしそこで待ち受けていたのは予想もしないことだった。まさにシルクロードというべきか。昔からこうやって異民族、異文化間の交易は行われてきたのかもしれない。
2024/7/19-21
撮影機材:
Fuji X-T3
Tamron 17-70mm/F2.8/Di III-A VC RXD
Fujinon XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
Rode Video Micro II
Insta360 Ace Pro
使用音楽:
Music ⓒ - Kevin MacLeod
Life of Riley