Рет қаралды 86,849
▼Udemyで「著者が教える最短絶対合格のコース」公開中!以下のリンクからのアクセスすることで84%オフのセール価格になります。Udemyの割引セールを待つ必要がありません。
link.it-pass.jp/udemy
▼無料の問題集アプリもあるよ!
app.it-pass.jp/
この動画では、システム開発技術について解説します
▼目次
0:00 自己紹介
0:12 システム開発技術
0:36 開発プロセス
1:11 システム要件定義
1:51 機能要件と非機能要件
2:53 システム設計
3:20 プログラミング
3:43 テスト
4:11 ソフトウェア受入れ
5:14 運用プロセス
5:33 保守プロセス
6:03 試験ではこう出る!(まとめ)
6:36 令和2年秋期 問44 過去問題
▼内容
今回の動画では、「システム開発技術」について解説するよ。
前回の動画で、SLCPについて学習したね。
SLCPとは、ソフトウェアの企画、要件定義、開発、運用、保守までの一連の活動。
このうち、「開発プロセス」、「運用プロセス」、「保守プロセス」を、今回の動画で解説していくよ。
まずは、「開発プロセス」について見ていこう。
開発プロセス
開発プロセスとは、実際にシステムやソフトウェアを作るプロセス。
システムやソフトウェアに必要な機能や性能を決めて、プログラミングをし、ユーザーに引き渡すまでが、開発プロセスに含まれる。
開発プロセスには、システム要件定義、システム設計、プログラミング、テスト、ソフトウェア受入れの工程がある。
開発プロセスのそれぞれの工程について、詳しく見ていこう。まずは、「システム要件定義」だ。
システム要件定義
システム要件定義とは、システムに必要な機能や性能を、具体的に決める工程。
開発プロセスの前に行う「要件定義プロセス」は、ユーザーが業務を行うのに必要な要件を、ユーザーにヒアリングすることで明確にするプロセスだったね。
「開発プロセスのシステム要件定義」では、要件定義プロセスの結果をもとに、システムに必要な機能や性能を、具体的に決めていくんだ。
システム要件は、機能要件と非機能要件の2つに分類できる。この2つについて確認しておこう。
機能要件と非機能要件
機能要件とは、ユーザーへのヒアリングで明らかになった、システムに必要な機能。
例えば、業務において必要な処理やデータの流れ、出力される書類の形式、保存されるデータの種類など、システムに必ず実装しなければならない要件が、機能要件だ。
非機能要件とは、セキュリティや性能など、機能以外の要件。
非機能要件には多くの種類があり、例えば、可用性としてシステムの稼働率や障害からの復旧時間など、性能としてシステムの応答時間などがあるんだ。
機能要件がシステムに絶対に必要な要件であるのに対して、非機能要件は予算などの都合で盛り込めないこともある。非機能要件があればあるほど、使いやすいシステムになって、ユーザーの満足度は高くなるんだ。
システム要件定義の次の工程は、「システム設計」だ。
システム設計
システム設計とは、システムの設計図を作る工程。
システム設計では、システム要件定義で決めた機能や性能を、ソフトウェア、プログラムと単位を小さくしながら分割していく。さらに、ソースコードが書ける単位まで分割して、フローチャートにして表すんだ。
システム設計が終わったら、次は「プログラミング」だ。
プログラミング
プログラミングとは、プログラム言語の文法に従って、処理手順を書く工程。
プログラミングでは、システム設計で作ったフローチャートをもとに、プログラム言語を使って、実際のプログラムを作る工程だね。
プログラミングができたら、プログラムやシステム全体を確認する「テスト」を行う。
テスト
テストとは、システムが仕様どおりに動くかを確認する工程。
テストを行い、プログラムやシステムに不具合がないかを確認して、不具合があれば修正をする。
また、テストでは、要件定義プロセスで明確にした「ユーザーが業務を行うのに必要な要件」を満たしているかどうかも確認するよ。
テストが完了したら、開発プロセスの最後の工程である「ソフトウェア受入れ」を行う。
ソフトウェア受入れ
ソフトウェア受入れとは、開発者が作成したソフトウェアを発注者に納品する工程。
ソフトウェア受入れにあたって、開発者はソフトウェア導入作業を行う。
ソフトウェア導入とは、発注者側の本番環境にソフトウェアをインストールする工程。
開発者が導入計画書を作成し、発注者の合意を得て、本番環境にソフトウェアを導入する。
一方、発注者は、ソフトウェア受入れテストを行う。
ソフトウェア受入れテストとは、システムが契約内容どおりに完成しているかを確認するテスト。
ソフトウェア受入れテストで問題がなければ、納品となる。
ここまでに解説したシステム要件定義、システム設計、プログラミング、テスト、ソフトウェア受入れが、SLCPの開発プロセスにあたる。
開発プロセスが終わると、次は「運用プロセス」だ。
運用プロセス
運用プロセスとは、完成したシステムを本番環境で動かすプロセス。
システムの運用は、ユーザーが行う。
開発者は、利用者マニュアルを使ってユーザーをサポートする。
SLCPの最後は、「保守プロセス」だ。
保守プロセス
保守プロセスとは、稼働中に見つかったバグを修正したり、ソフトウェアに新機能を追加したりするプロセス。
保守プロセスでは、不具合を修正するだけでなく、法律改正にシステムを適応させるなど、利用環境に合わせた修正も行う。
ポイントは、本番稼働中の修正や改良であること。運用を開始する前の修正は、保守プロセスには当たらないので、注意しよう。
試験ではこう出る!
・開発プロセスとは、実際にシステムやソフトウェアを作るプロセス。
開発プロセスには、システム要件定義、システム設計、プログラミング、テスト、ソフトウェア受入れの工程がある。
・システム要件定義とは、システムに必要な機能や性能を、具体的に決める工程。
・保守プロセスとは、稼働中に見つかったバグを修正したり、ソフトウェアに新機能を追加したりするプロセス。
過去問題
次の作業はシステム開発プロセスのどの段階で実施されるか。
実務に精通している利用者に参画してもらい、開発するシステムの具体的な利用方法について分析を行う。
ア.システム要件定義
イ.システム設計
ウ.テスト
エ.プログラミング
正解は、ア。
「利用者」「具体的な利用方法」というキーワードから、システム要件定義だとわかる。
システム要件定義とは、システムに必要な機能や性能を、具体的に決める工程。
特に機能要件は、利用者にヒアリングをすることで、システムに必要な機能を決めていく必要がある。
イのシステム設計とは、システムの設計図を作る工程。
ウのテストとは、システムが仕様どおりに動くかを確認する工程。
エのプログラミングとは、プログラム言語の文法に従って、処理手順を書く工程だったね。
以上が「システム開発技術」の解説だよ。お疲れ様でした!
▼著者紹介
・高橋 京介
・米サンノゼ州立大学卒業
・元メルカリiOSエンジニア
・Udemy:link.it-pass.jp/udemy
・問題集アプリ:app.it-pass.jp/
・著書
- ITパスポート絶対合格の教科書:amzn.to/3uTyxbg
- 基本情報技術者 絶対合格の教科書:amzn.to/3Gyz8lA
- iPhoneアプリ開発「超」入門:amzn.to/3pIm046