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(2023/1/14再アップロード)
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この動画では、売上と利益について解説します。
▼目次
0:00 自己紹介
0:11 売上と利益
0:22 基本の会計用語
1:02 変動費と固定費
1:51 損益分岐点
3:26 損益計算書
5:48 試験ではこう出る!(まとめ)
6:07 令和3年春期 問29 過去問題
▼内容
今回の動画では、「売上と利益」について解説するよ。
企業の目的の一つは、商品やサービスを売り、お金を稼ぐことだ。
よって、どんな企業でも会計や財務の業務は重要になるんだ。
基本の会計用語
最初に、基本となる3つの会計用語について確認しておこう。
売上とは、商品やサービスを販売して得た金額。
企業が手に入れる金額だ。
費用とは、商品やサービスを売るために必要になる金額。
例えば、商品の材料費、オフィスの家賃、従業員への給料など、企業が支払う金額だ。
利益とは、売上から費用を差し引いた金額。
商品やサービスを売ることで、増えた金額だね。
このうち、「費用」について、もう少し詳しく見ていこう。
変動費と固定費
費用には、大きく分けて「変動費」と「固定費」がある。
変動費とは、販売する数に比例して増える費用。
例えば、材料費は、商品を作れば作るほどかかるよね。
このように、販売数が増えるほどたくさん必要になる金額のことだ。
固定費とは、販売する数に関係なく、必ず発生する費用。
例えば、建物の家賃は、商品の数に関わらず常に同じだけかかる。このように、販売数とは関係なく必要になる金額のことだ。
費用は、変動費と固定費をあわせた金額だ。
どれだけ売上があっても、費用がかかりすぎると利益が出ない。
そこで大事になるのが損益分岐点だ。
損益分岐点
損益分岐点とは、売上と費用の金額が等しくなる点だ。
販売個数が少ないとき、固定費があるぶん費用のほうが売上より多くかかり、損失が出る。
販売個数が多くなると、売上が費用を上回り、利益が出る。
売上と費用が等しくなる点は、「損失」を出すか、「利益」を出すかの分かれ目となるので、この点を「損益分岐点」というんだ。
試験では、損益分岐点における販売個数や売上金額を求める計算問題がよく出題されるので、考え方を確認しておこう。
例として、次のような商品について考えてみよう。
・商品の価格(1個あたり):300円
・変動費(1個あたり):100円
・固定費(1か月あたり):500,000円
商品が1か月に x 個売れた場合、1か月あたりの売上は「300x」円、変動費は「100x」円、固定費は500,000円だ。
このとき、損益分岐点では、「300x =100x +500,000」が成り立つことになる。
この式を解くと、x は2,500。
つまり、損益分岐点での販売個数は2,500個だ。
このとき、売上金額は「300 × 2,500」で「750,000」円になる。
次に、ここまでに解説した売上、費用、利益を記載する書類について確認しよう。
損益計算書
損益計算書とは、会社の利益が書かれた書類。
会社がどんな方法でお金を稼いだかを明らかにし、1年間の経営成績を示すことができる。
損益計算書の項目について、意味を確認しておこう。
売上高とは、商品を売って得た金額。
売上原価とは、商品を作るための費用。
売上総利益とは、売上高から売上原価を引いた金額。粗利益ということもある。「商品力」を示す項目だ。
販売費及び一般管理費とは、商品を販売・管理するための費用。販管費と略すこともある。
営業利益とは、売上総利益から販管費を引いた金額。「営業」とはその会社の「本業」のこと。営業利益は本業の利益のことで、「本業の競争力」を示す項目だ。
営業外収益とは、本業以外で稼いだ収益。例えば、利息の受け取りや株の売却などで得た収益だ。
営業外費用とは、本業以外でかかった費用。例えば、利息の支払いや株の売却損などで支払う費用だ。
経常利益とは、営業利益と営業外利益を合計した金額。「営業利益+営業外収益-営業外費用」で計算できる。本業以外も含めた「会社全体の競争力」を示す項目だ。
特別利益とは、臨時の収益。例えば、自社ビルの売却などで得た収益だ。
特別損失とは、臨時の損失。例えば、地震や火災などによる損害、裁判で発生する損失などがある。
特別利益と特別損失をあわせて、特別損益ということもある。
税引前当期純利益とは、税金を引く前の会社の利益。「経常利益+特別利益-特別損失」で計算できる。
法人税等とは、利益に対する税金を支払うための費用。
当期純利益とは、会社の最終的な利益。「税引前当期純利益-法人税等」で計算できる。
損益計算書の項目の関係を図で表すと、このようになる。
試験ではこう出る!
この分野からは、「損益分岐点」や「営業利益」などの計算問題が頻出だ。
損益計算書は、粗利益や営業利益など「利益」を中心に、項目ごとの計算式を理解しておこう。
過去問題
粗利益を求める計算式はどれか。
ア.(売上高)-(売上原価)
イ.(営業利益)+(営業外収益)-(営業外費用)
ウ.(経常利益)+(特別利益)-(特別損失)
エ.(税引前当期純利益)-(法人税、住民税及び事業税)
正解は、ア。
粗利益とは、売上高から売上原価を引いた金額だ。
粗利益は、売上総利益のことだったね。
どちらの用語も出題されるため、同じ意味であることを押さえておこう。
他の選択肢も、確認しておこう。
イは、経常利益を求める計算式だ。
ウは、税引前当期純利益。
エは、当期純利益を求める計算式だったね。
以上が「売上と利益」の解説だよ。お疲れ様でした!
▼著者紹介
・高橋 京介
・米サンノゼ州立大学卒業
・元メルカリiOSエンジニア
・Udemy:link.it-pass.jp/udemy
・問題集アプリ:app.it-pass.jp/
・著書
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