進撃の巨人 車力を仕留め損ねたジャンは報いを受けるのか［伏線を探せ Vol.20］

「進撃の巨人」のコマやセリフの裏に隠された伏線を探るコーナーです。第二〇回目は、第104話「勝者」です。第103話「強襲」の最後で倒れた車力にジャンが雷槍を打ち込むシーンで終わります。ジャンに立ち塞がるのは戦士候補生のファルコ・グライス。立ちはだかったファルコにジャンは一瞬判断を狂わせて、車力に止めを刺せなくなってしまう。ファルコとピークは生き延びた。ジャンの躊躇は吉と出るのか、凶とできるのか。
　ところでこのシーンが意味深なのは、アルミンが超大型になって軍港を破壊したとき、ベルトルトへの思いを想起したあとに描かれていることです。アルミンがベルトルトを思い出したように、ジャンもファルコの眼差しに何かを見たに違いありません。死地を生き延びたファルコには、大きな役目がありそうです。

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