結城市に足湯オープン

結城市の社会福祉法人が掘削した「茶釜の湯温泉」の足湯が同市結城に設置され、３日に開かれたオープン式典で関係者や地元住民が施設誕生を祝った。足湯は４日から無料で一般開放される。
　設置したのは「筑西会」（多田正毅理事長）。足湯は同市初の温泉施設で、長さ６㍍、幅１㍍の長方形型。湧出量は毎分約40㍑、温度は約40度。泉質はナトリウム塩化物の弱アルカリ性で、慢性的な筋肉や関節の痛みや疲労回復、美肌などに効果があるといい、一度に20人が利用できる。
　筑西会は通所リハビリ施設の利用者の温泉療法のために２０１４年７月から工事を始め、同10月に掘削。足湯の管理は地元住民でつくる「逆井茶釜の温泉管理組合」が行う。
　式典には前場文夫市長や臼井平八郎県議ら来賓も出席し、テープカットなどを行った。多田理事長はあいさつで「足湯を起爆剤として市の活性化につなげてほしい」と語った。
　式典後、住民たちは早速足湯に漬かり「ちょうどいい温度」と笑顔を見せた。
　足湯は城西病院の北側。利用時間は午前９時～午後５時。年中無休。