Рет қаралды 4,136
年々、暑さを増す日本の夏
10年後…夏はどうなっているでしょうか?気温は40℃?もしかすると45℃?
そのような時代が来ても、快適で経済的に夏を過ごすため、ヒノキヤから新たなプランニングアイデアのご提案です。
不動産の広告などでよく目にする「日当たり良好」の文字。この表現には、「家は日当たりがいいのが一番」とする日本人が持つ価値観があらわれています。
南面に大きな窓を設け室内に自然の明るさを取り入れた、明るく開放的なリビングにはみなさんも憧れることでしょう。
しかし、年々暑さを増す夏ではその「日当たりのよさ」がデメリットになる場合があるのです。
日差しの影響を受け室温が上昇すると、暑くて居られません。2階だけ暑かったり、1階でもリビングだけ暑いということはよくありますよね。汗だくになり、とても不快です。
夜も寝苦しく、夜中に何度も目が覚めた経験はありませんか?こうした暑さは、睡眠不足や日中のだるさにつながります。
エアコンを使用しても、快適な室温までなかなか下がらずフル稼働するため当然、電気代も高額に。
紫外線の影響でフローリングや家具などが焼けしてしまう、ということもあります。
単に窓を大きくするとこうした夏の問題を生んでしまいます。つまり、夏の日射を考慮した家づくりが必要なのです。
では実際、夏の日射がどのように室内に影響を及ぼすかシミュレーションしてみましょう。
8月3日、埼玉県熊谷市の南面の日射です。12時から14時までの1階と2階の温度変化を見てみましょう。昼間の日差しは高い角度から入り込みます。南面に大きな窓があると、入り込む太陽の熱の量も多くなり室内温度は上昇し続けます。エアコン未使用時、12時から2時間で、2Fは38℃を超えてしまいました。
高温になった室内は非常に危険です。このままエアコンを使用しないで我慢すると家の中で熱中症になってしまいます。
なんと、熱中症の発生場所で最も多いのは家の中なのです。
エアコンを使用した場合でも、この高くなった温度を下げるのには限度があります。温度を下げるために大きな電力が必要となり、比例して電気代もかかってしまいます。
そこで、庇やバルコニーをつけると日射の影響による室温上昇を抑えることができます。エアコンを使用していないときで2Fは-1.6℃違うという結果になりました。エアコンを使用した場合でも室温上昇を抑えられている分、快適さを得やすくなり電気代も下がります。
西面の日照シミュレーションです。
西面から入る夕方の日差しは角度が低く、日射対策で庇をつけても遮ることができません。部屋の奥まで光が入り込んでしまいます。室内で熱が発生し、昼間よりも夕方のほうが室温が高くなります。エアコンも稼働し続けますので電気代が高くなります。
このような西面では、窓を小さくすることが最も有効です。また、日射量をコントロールできるシャッターやブラインドも効果があります。最近はサッシやガラスの断熱性能が向上しましたので、北面から安定した明るさを確保することもできます。
シミュレーションでは対策をしているときとしていないときで、2℃以上違う結果となりました。
方角により、庇やシャッター、ブラインド、窓の大きさなどを考えながらプランニングする・・・これが「日射遮蔽」という考え方です。
ヒノキヤでは、このようなシミュレーションを元に独自の「日射遮蔽基準」を設けています。
建築地の方角や環境に合わせ窓サイズや性能を選定。1mを超える大きな窓には外部のブラインドやシャッターなど、建物の外側で日射を遮蔽。小さい窓は、ロールスクリーンや遮熱カーテンなど、室内側で遮蔽します。
窓ガラスもサッシの種類に合わせ設定しています。寒い地域の窓には、冬を考慮し日差しを多く取り入れる「日射取得型」ガラスにするなど、トータルバランスの取れた設計をおこなっています。
ご覧いただいたように、夏の日射対策は必要不可欠です。地球温暖化でますます暑くなると言われている昨今、「日射遮蔽」はエコで快適に夏を過ごす重要なキーワードです。
「日射を考慮しない家づくりは非常識」そんな世の中はすぐそこまで来ているのです。
桧家住宅のテクノロジー
www.hinokiya.j...
#家づくり #注文住宅 #窓 #方位 #桧家住宅