菅野由弘：不思議（2005) Yoshihrio Kanno：Fu Shi Gi for Violin, Koto, Synthesizer and Inoue's Calligraphy

菅野由弘：不思議〜ヴァイオリン、箏、シンセサイザーと井上有一の書による映像のための(2005)
Yoshihiro kanno：Fu-Shi-Gi for Violin, Koto, Synthesizer and Yuichi Inoue's Calligraphy Motion Graphics(2005)
2005年9月8日　チェルシー美術館（ニューヨーク）
Project RITEコンサート
シンセサイザー・指揮：菅野由弘
ヴァイオリン：木村まり
箏：ミヤ・マサオカ
2005年9月8日と10日の両日、ニューヨークで初演すること、伝統と現代を見据えたコンサートを行うことを考え、作曲した作品。
コンサートは、Project RITEと題して行ったが、このRITEは、”Reinventing Tradition and Environment : East Merges with West “の頭文字を取ったもので、「伝統の再発見と環境の再構築、東洋から西洋へ、古代から未来へ」といった趣である。日米双方の演奏家で構成され、日本の伝統音楽とコンピュータ、最新の音響技術を駆使し、日本と西洋との新時代の会話と言語を再開発する、というコンセプトのもと、日本からは菅野と､笙奏者の東野珠美、アメリカからはヴァイオリンの木村まりと、尺八奏者でインタラクティブコンピュータの作曲家でもあるブルース・グレモと、日系三世の箏奏者でサンフランシスコの「雅楽ソサエティ」創立者、コンピュータ制御の「レーザー箏」も操るミヤ・マサオカが参加して行われた。