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【第20回定期演奏会記念委嘱作品】
交響詩「玉楠の木」
Symphonic poem Tamakusu tree
阿部 勇一
Yuichi Abe
第20回記念定期演奏会の2曲目にお送りした曲は阿部 勇一作曲『交響詩 玉楠の木』です。
この曲は、20回目の開催を記念して当団が作曲を依頼した委嘱作品で、この日が世界初演となりました。我々の母校神奈川大学は、未発表の法人作品を紹介するコンサート「饗宴」において、阿部先生の作品の初演を何度も担当させていただいており、そのご縁もあって記念曲の作曲をお願いいたしました。
題名にある「玉楠の木(たまくすのき)」とは、横浜にペリーが来航した時に書かれた有名な絵画にも描かれている大木で、現在でも同じ場所に存在しつづけています。
曲は美しい緑を印象付けるテーマと、日本の平和で賑わいある風景から始まります。そこにアメリカから黒船に乗ってペリーが来航。アメリカ音楽と共に西洋文化が日本にもたらされました。その後の文明開化によって横浜に初の鉄道が誕生するなど、日本は大きな発展を遂げていきます。その全てを見続けてきた玉楠の木ですが、20世紀初頭におきた大震災が原因で、一度は焼失していまいます。しかし、玉楠の木は同じ場所から再び芽を出し、現在の姿にまで奇跡的な復活を遂げるのです。横浜の歴史を見守り続けてきた玉楠の木を通じて、我々六角橋吹奏楽団の発展を願って書いていただいた大作となっております。
第20回定期演奏会記念委嘱作品、交響詩「玉楠の木」をどうぞお楽しみください。
2023年6月18日@横浜みなとみらいホール
第20回定期演奏会より
演奏:六角橋吹奏楽団
指揮:庵 吾朗
音源提供:CAFUAレコード
【プロフィール】
神奈川大学吹奏楽部OBの継続的な音楽活動の場として1995年に設立。指揮者や司会者を含む、全てのメンバーが神奈川大学吹奏楽部のOBで構成されています。「六角橋」という名前は母校である神奈川大学の所在地に由来しています。
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