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文:立原えりか、絵:宇野亜喜良、音楽:小倉祐一/大輪 茂男 (音楽監修)、声:戸村美智子、制作:桑島幸男
好きな酒を永遠に飲んでいられるために、不老不死の仙人になろうと旅に出た趙。キクの花で酒を作る美しい娘と、途中の宿で出会い、一夜を共にして…。宇野亜喜良の描く美しいキクの精があなたを幻想の世界へ誘います。
■作者のことば
中国の昔話です。花の精霊が登場する話は世界各地で語られていますが、キクに出会ったのは始めてでした。ギリシャ神話などに伝えられる花伝説の多くが、人が花に化身したところで終わっているのにくらべると、人間味の濃さが感じられます。一夜をともにした男性からきっぱりと去っていく凛々しさには、貴族の気高さがあり、ひっそりと庭で咲きつづける姿には辛抱強い庶民の女性らしさがあります。精霊がつかさどるふしぎなできごとを、西欧では魔法やファンタジーとよびますが、キクのご息女がしてみせたこまやかな術は手品とよぶ方がふさわしいと思いました。
中国の人たちの器用な指使いが見えてきます。日本の花屋で見かけるキクは、なぜか抹香くさくて好きになれなかったのですが、この話を知ってキクを見直しました。 (立原えりか)
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