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1.創造性の芽をむしりとるには、きつい批判の言葉を投げればいい。 それが、キラー・フレーズ(やっつけ文句)である。 アメリカの世界的食品メーカー、ジェネラル・フーズの社長クラレンス・フランスも、キラー・フレーズのおそろしさを語っている。
●「若い幹部が、新しいアイデアだと思って私のところにやってくる。 私の経験から、そのアイデアがうまくいかないと考える。 その理由を話してやることはできるが、私はそうはしないで、最小の損失で、テストできるように、一定の範囲内でやってみなさいと提案する。 そこでおもしろいのは、私がつぼみのうちに摘み取ってしまったかもしれないこういう若いアイデアが、半分は成功する。 そうでなくても、別のもっといいアイデアに結びついていくんですよ」
2.見回してみると、アイデアをつぼみのうちにダメにしてしまうことが、私たちの周囲には多すぎる。 しかし、ある意味では、他人のキラー・フレーズは、まだ救いがある。 なぜなら、無視することもできるからだ。 上司から何を言われようと、「ふざけるな」と、飲み屋でウワをはらすことができるからである。 しかし、最もおそれなくてはならないのは、むしろ自分自身のキラー・フレーズである。 何か考えていても、「ナンセンス」などと、考えることを放棄させてしまうからだ。 こうなると、アイデアは生産の途中でストップさせられてしまう。 「ナンセンス」などといわず、「やってから考えよう」と、挑戦することである。
◆キラー・フレーズとは、相手を動かす殺し文句、といった意味だが、英語では「やる気を殺(そ)ぐ言葉」「相手の気持ちを冷やす言葉」と言った意味でつかわれる。 その代表的なものが「どうせ無理」「やめといた方がいい」という言葉。 植松努氏は著書、『「夢」は僕らのロケットエンジン/現代書林』の中でこう語っている。
●幼稚園児は、「やったことがないからできない」なんて言いません。 でも、大人がよかれと思って、 「あんたやったことがないんだったらやめておきなさい」と言うから、 「やったことがないことはできないのだ」と思い込んでしまいます。 「どうせ無理だ」で努力を放棄した人間たちが、他の人たちの自信を奪い、 努力を否定し、闇に突き落としています。 だからこそ、「どうせ無理」という言葉は、この世からなくさなければいけないのです。
◆ 挑戦をあきらめた大人が、子供の夢をつぶす。 自分ができなかったから、子供も無理だろう、と。 しかし、世の中は何事もやってみなければわからないのだ。 キラー・フレーズを自分の辞書から消してしまうこと。 「どうせ無理」をなくしたい。