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宮沢賢治没後90年に「こころの時代」が送る全6回シリーズ。仏教の切り口からその人生と作品の魅力と秘密に迫る。
第6回(最終回)は、賢治が東京で発熱してから肺結核で死去するまでの2年間。この間、賢治は、のちに「雨ニモマケズ」手帳として知られるようになった最後の手帳を書き遺した。手帳は、死後に愛用のトランクの内ポケットから発見されたもので、人に見せたり公にすることはまったく考えず、もっぱら自分自身への自問自答のために綴られていた。終生、心のよりどころとした「法華経」の文章をはじめ、そこには、自分の生き方を自戒する言葉があふれている。中でも「雨ニモマケズ」は、その結晶ともいえる賢治の思想が凝縮された詩句だった。「雨ニモマケズ」に出てくる賢治が理想とした「デクノボー」とは何か?最晩年の賢治の生き方を、「雨ニモマケズ」手帳を詳細にひもとき描く。
賢治作品朗読は俳優の加瀬亮。水墨画アートはCHiNPAN。解説は東京立正短期大学名誉教授の北川前肇。
【出演者】
講師:北川前肇(東京立正短期大学名誉教授)
朗読:加瀬亮(俳優・宮沢賢治作品)・井上二郎(NHKアナウンサー・「法華経」ほか)
語り:守本奈実(NHKアナウンサー)
【放送情報】
NHK Eテレ 毎週(日)午前 5:00~/[再放送]毎週(土)午後 1:00~
放送後1週間は見逃し配信があります。
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人生の壁にぶつかったとき、絶望の淵に立たされたとき、どう生きる道を見いだすのか。
経済的合理性や科学的思考が判断基準となりがちな現代。
それだけでは解決できない問題に、先人たちの言葉や今をともに生きる人たちの声に耳を傾ける番組です。