交通死亡事故毎年No.1の愛知県は「名古屋走り」と呼ばれる動きをするため、危険予測を鍛えておく必要があります。 「名古屋走り」とは、信号機が黄色から赤色に変わりかけるタイミングで(加速しながら)交差点に突入し、(惰性という言い訳で)そのまま渡ってしまうという走り方です。(二車線以上の主要道路での直進車両に多いです。) 大型貨物車(トレーラーなど)は、ブレーキを踏むたびにお金がかかってしまうという認識らしく、信号の繋がり方などを理解しているドライバーなどは急加速・急減速をしない反面、結構強引に渡ってしまうことも多いです。 「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」などというブラック標語が暗黙の了解となっている側面もあります。(完全に赤信号のタイミングで渡ってくる車も多いです。) そのためか「横断歩道の押しボタン式信号化」「右折矢印信号の追加」「十字路交差点の歩行者信号追加」「歩車分離式信号への変更」などの対策で、歩行者と自動車が互いに妨げ合わないようにする方向に進んでいます。 ●右折時の直進対向車に対する危険予測について ① 対向車線の交通量から安全マージンを取りつつタイミングを計る。(大型車の陰に隠れている事もあるので注意。) ② 歩行者信号の状態も見ておく。(点滅した後に渡る自転車に遮られ、加速した対向車に衝突される恐れアリ。) ③ 右折信号がある場合でも、対向車が減速したのを確認するまでは警戒しておく。(大型車などは警戒しておく。) 朝の通勤時間や日が暮れた後の帰宅時間では、横断歩行者を無視する傾向にあります。歩行者への配慮よりも、(自身と)後続車に対して気遣いを優先してしまう心理があるのかもしれません。