狂気の写真家 中平卓馬 第4回 「なぜ、植物図鑑か」

  Рет қаралды 414

Aorin' Bar

Aorin' Bar

Ай бұрын

1973年に「なぜ、植物図鑑か」の最後は次の言葉で締めくくられる。この言葉から中平卓馬の新たなそして長い長い苦しみと試行錯誤が始まるのだった。
「いずれにせよ植物図鑑を通して、私は私の仕事を再び開始しようと思う。私は白日の下 の事物をカラー写真によって捉え、植物図鑑に収めてゆこうとしているのだ。それはどう してもカラー写真でなければならない。なぜなら、すでに書いたモノクロームの暗室作業にはあった〈手の痕跡〉を私はきれいさっぱり捨てようと思うからだ。そしてこの手こそ 芸術を成り立たせてきたものなのだ。手、それは自己の中の他者である。だがそれにもか かわらず手はやはり自己である。手によって操作され、操作されたもの、それはやはり手の延長線上にある。世界は手によって操られる。それをきっぱりと断ち切るところに私の 植物図鑑は成立する。カラー写真はその意味でもう彼岸のものなのである。
一度シャッターを切ること、それですべては終わる」
【関連過去動画】
狂気の写真家 中平卓馬 第3回サーキュレーションー日付、場所、行為(Circulation : Date, Place, Events)を考える
• 狂気の写真家 中平卓馬 第3回 サーキュレー...
狂気の写真家 中平卓馬 第2回 ウイリアム・クライン論
初期作品に多大な影響を与えた写真家の写真集「ニューヨーク」を考察
• 狂気の写真家 中平卓馬 第2回 ウイリアム・...
狂気の写真家 中平卓馬 第1回 写真家中平卓馬ができるまで
• 狂気の写真家 中平卓馬 第1回 写真家中平卓...
Photographer Hiro Aoki
hiro-aoki.com/
twitter
/ fsbone
instagram
/ hiroaokijp

Пікірлер: 2
@kazuhideusami8363
@kazuhideusami8363 Ай бұрын
今回も熱い講義ありがとうございます!思想家としてのの中平さんの気持ちもわかるけど、でもやっぱり初期の写真がサイコーにカッコイイー、、、。上手くいきませんねー。
@hiro_aoki
@hiro_aoki Ай бұрын
コメントありがとうございます。 横浜でも今回の東京でもガッツリと初期作品が並ぶ理由もよくわかります。 確か海外版だったと思いますが、近年発刊された写真集にもかかわらず、初期作品のみしか掲載されていないものもあるようです。 カラー縦位置写真は求められていないというか、言葉を選ばずに言えば”かっこわるい”ということはあるのでしょう。しかも分かりづらい。 私は後期写真好きですが。
لقد سرقت حلوى القطن بشكل خفي لأصنع مصاصة🤫😎
00:33
Cool Tool SHORTS Arabic
Рет қаралды 20 МЛН
中平卓馬 天才写真家はもう現れない 記憶と人生の喪失 写真 言論 闘争
23:14
アートで読み解くBiz-Tube【美術ちゅーぶ】
Рет қаралды 2,4 М.
【Profoto x GIN-ICHI】Part2 柔らかい光を作る バウンスライティング
9:51
銀一スタジオショップ
Рет қаралды 2,2 М.
【現代写真アート講座】中平卓馬の写真の「正体」とは?POST/PHOTOの定義
11:50
後藤繁雄の現代写真アート講座 POST/PHOTO
Рет қаралды 1,4 М.
لقد سرقت حلوى القطن بشكل خفي لأصنع مصاصة🤫😎
00:33
Cool Tool SHORTS Arabic
Рет қаралды 20 МЛН