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「石壕吏」は杜甫が47歳の頃、出張の途中で石壕の村に泊まったときに自身が見聞した情景を詠んだ五言古詩で杜甫社会詩の傑作だという。確かに良い詩だ。
役人が徴兵に来たので、爺さんは土塀を超えて逃げた。婆さんが役人に言った。三人いる息子は戦地に狩り出され二人は戦死した。家にはもう戦地に行ける男はいないと。そして、婆さんは気丈にも家族を守るために自分が賄いとして戦地に赴くと申出るのである。
この様子を物陰から見ていた杜甫は戦地に狩り出されるお婆さんを助けることができず、翌朝、爺さんに別れを告げて寂しく宿を後にするのであった。
杜甫の「石壕吏」悲しい詩ですが心にジーンとくるものがあります。
お聴きいただければ嬉しいです😂
朗読:佐藤範夫
背景:pixabay