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京都公演にお越し頂けました皆さま、この度は本当にありがとうございました。
日々生きる中で皆それぞれ色々な悩みを抱えながら生きているのだと思います。
自分の意思で生まれてきた人は誰一人いない。
何目線だという話ではありますが、この事実は今この世で辛い思いをしている誰かを想像すると切なくなります。
人は生まれた時代、環境、出会う人々によって徐々に形成されていくものだとすると、その個人の意見や思いや考えというのは、どこからがその人のオリジナルなのかという判断は難しいと思ったりします。自ら作曲をしたオリジナルソングも結局はこれまで聴いてきた音楽の引き出しから形成されていると言われていたり、これはその他全てのことにも言えることかもしれません。
そう思うと苦しんでいたり、悪いことをしてしまったり、それは自業自得だと言われかねない事も、どこからがその人の要因なのか、自分がその立場で全く同じ状況で生きてきたらどうなっていたか、しかしこの世にはルールがありその基準によって責任が問われ償い生きていく、無知故に制度自体に良いも悪いも分からないのでそれを否定するつもりもなく、要するに思っているよりもこの世はとても複雑で、確かに言えることなど何もないのではないか、と思ったりもします。
そういうことを思うと自分は何かを言わなくとも、
抽象的で未熟なままの自分でも、
唯一の想いを胸に、
音を奏でることでそれを表現し、
幸いにもそれで生きれていることが出来てよかったと感じています。
それはいつまで続くかは分からないですが結局はその時その時を生きるしかないのでしょう。
この世のルールは誰かが先に勝手に決めたことであり、当たり前に思っていることの枠にはまることなく自分の好きに生きていけばいい、そう思い自分の活動をスタートさせ、ストリートでチケットが一枚売れたあの瞬間から、ある種何でもありの世界にいるんだと実感してから幾分か自由になれたような気がしてワクワクしたと同時に、人間には結局慣れというものがあり、どんな状態になれたとしてもまた困難に直面して生きていくのが人生なのかと絶望したりもしています。
一方で身軽に行動に移してトライ&エラーを繰り返してどんどん前に進んでいけるように、そんなバランスを意識し、これからも取り組んでいきたいと思っております。
そうすると今度はまた、前に進むとは何か、成功とは何か、という思考が頭をよぎりますが、さすがに一旦考えるのをやめてまた精進していけたらと思います。
今日もまたとりとめもない文章となってしまいましたが、その時々の思いを綴りながらこれからも生きていけたらと思います。
この度は本当にありがとうございました。
そしていつもご視聴下さり誠にありがとうございます。
credit
sax - 細川慎二
piano - 諸見里修
movie- 園了佑
PA - 向井浩二(ZOIK)
location - 京都文化博物館
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【CD情報】
最新アルバム「American Songs」はこちらよりご購入頂けます。
shop.saxinthenightcity.com
前2作のCDは大変ありがたい事に完売いたしました。
再販の予定はございません。誠にありがとうございました。
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【コンサート情報】
現在長年想い続けてきました「大ホールでのコンサート開催」に向けて動いておりますが、ホール予約に苦戦している状況でございます。コンサート開催の運びとなり次第お知らせさせて下さい。
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細川慎二 Shinji Hosokawa
[ HP ] www.shinjihosokawa.com
[ Instagram ] / shinji.hosokawa
[Twitter] / shinjisax