栗山監督優勝記念パレード

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Күн бұрын

３月に侍ジャパンを１４年ぶりの世界一に導いた
栗山監督を称えて、２５日「ふるさと」の栗山町で優勝記念パレードが行われました。
今回のパレードで監督が掲げたテーマは
「ふるさと＝北海道への恩返し」。
その夢は正夢になったのか。町の人たちのパレードにかける熱い思いを取材しました。
栗山監督は「いつも通り」栗の樹ファームにある自宅からパレード会場へと向かいます。
栗山英樹さん「いい天気でよかったですね。町にも北海道にもお世話になって最後に皆さんに喜んでもらえたら幸せです。やっと恩返しできるかな」
「Ｑ監督という肩書は最後？」「最後ですね、今日１日は最後の監督の日ですかね」
３月に行われたＷＢＣで侍ジャパンが１４年ぶりに世界一を奪還。
日本中が感動に包まれたあの日から早３か月…
栗山監督の「ふるさと」栗山町は優勝記念パレードの準備に追われていました。
その中心となって準備を進めてきたのが塩見望さん。
地元で薬局を営む塩見さんは栗山監督が栗山町に来た２０年以上前からそばで支え続けてきた盟友です。
塩見望さん「いよいよあと５日くらいでこの日が来るのかと思うとドキドキとワクワクの半々の気持ちでいっぱい。この町っていいなと、この町だから監督が住んでいるんだと思ってもらえるように精一杯おもてなしをしたい」
町の人たちが世界一の瞬間を見守った、町の交流施設「くりふと」では栗山監督の雄姿を収めた写真やユニフォームなどが展示されます。
古林義弘さん「どうしても貼りたいなという写真もあるのでうまく調整しながらやっています」１０年以上前から栗山監督を撮り続けてきた古林義弘さん。
地元の企業に勤める古林さんは栗山町でしか見せない素の「栗さん」の写真を展示します。
栗山高校の女子硬式野球部はパレードで使うフラッグにそれぞれの夢を書いています。
フラッグには「夢を正夢」、生徒たちの夢を実現させようという栗山さんの思いが込められています。
女子野球部は今年初めて公式戦に出場。
野球部発足には栗山監督の後押しがありました。
栗山高校女子野球部森乃々花主将「栗山監督は女子野球部のことをすごく応援してくれていて、町のこともすごく考えてくれている人なのでこれからも恩返しできるように一生懸命野球を頑張っていきます」
監督が思い描く「ふるさと、北海道への恩返し」という夢を正夢にするため、町が一体となってパレードの準備が行われました。
高橋海斗リポート「栗山監督が世界一の監督になって「ふるさと」に帰って来ます。
３３０メートルの道のり、沿道にはすでに多くのファンが駆け付けています」沿道には町外さらには道外からも１万４０００人のファンが駆け付けました。
栗山町の人口およそ１万１０００人を上回る数です。
午前１１時２０分、ついにパレードが始まりました。
今年は栗山監督の少しでもファンと近くで関わりたいという思いから、２００メートル以上も歩いてパレードをしました。
野球少年「ＷＢＣ見て野球始めました」
栗山英樹さん「ほんと！よーし、がんばれよ！」
２０年以上監督をそばで支え続けた塩見さんはパレード中も常に監督のそばでパレードを見守ります。
栗山監督といえば、軽トラック。
軽トラックを引くのは栗山高校女子野球部の部員１４人です。
栗山中学校吹奏楽部の演奏に、空いっぱいに舞う紙吹雪が世界一を祝福します。
栗山英樹「ありがとうございまーす！いえーい！」
今回は記念グッズも多く販売されました。
古林さんの写真がデザインされた特製ラベルの日本酒に監督の似顔絵が入ったきび団子。
さらには「夢は正夢」と書かれた長靴まで。
くりふとに飾られた「素の栗さん」の写真の前にも多くの人が押し寄せていました。
古林義弘さん「見ていただくのは嬉しいですね。監督がいい顔して写っているのでそれを皆さんがみて感動するのではないかと思いますね」
栗山監督、そしてファンから飛び交ったのは祝福よりも感謝の言葉でした。
栗山英樹さん「ただひたすら勝ちたくて一生懸命やっていてあまり実感はなかったんですけど、これだけ喜んでいただいて本当に良かったなと本当にありがとうございました。僕にとっては常にこの北海道の地から勝負に出ていっているつもりです。
次に何をやるか分からないですが、北海道のために全力を尽くしていきたいと思う」
「ふるさと」に帰ってきた世界一の「栗さん」。
栗山監督が新たに描く夢が正夢になるその日まで、飽くなき挑戦に終わりはありません。
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