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Lament(ラメント)【吹奏楽小編成】
作曲:松下倫士(まつしたともひと)
Lamentは、旧約聖書にある「哀歌」をテーマにしており、以下の物語に基づいて作曲しています。
「預言者が国の滅亡を預言するも、その栄えた国の人々は信じることなく、その上預言を虚言したとして預言者を牢屋にいれてしまいます。しかしその預言が当たり、周囲の国が攻撃をしかけ、あっという間に滅びてしまいます。町はすっかり荒れ果て、生き残った男達は捕虜になり、町に残ったのは子供や老人だけ。食糧もなく、生きる術もなく、ただ死を待っている状態…」
この作品は荒れ果てた大地、戦い、後悔、そして死者への祈り、など多数の場面で成り立っています。全体的に重苦しい雰囲気が漂っていますが、大きな絶望の中で人々が抱く小さな光や希望を表現しています。
【文:松下倫士】
指揮:松下倫士
演奏:山王シンフォニックソサエティ
※2014年5月演奏会ライヴ録音