Mozart : Symphony No.14 in A major, K.114 / Levine 1989

[@洋阿相]

洋阿相 　モーツアルトの交響曲第14番のUPをご連絡下さり有難うございます。当チャンネルのUPでレヴァインのモーツアルトの交響曲、特に初期の作品に注目しながら聴いてまいりました。ザルツブルグで多分15歳頃大司教の為に作曲された作品でありましょう。しかし、父親のレオポルドはアマデウスの天才ぶりを強調して売り込んでいましたから年齢を少なく詐称していたのかも知れません。とは言ってもこの交響曲の第2楽章のロココ調の優雅な佇まいを見せる主題や動機操作による緻密な構成など相当場数を踏んだ作曲家の手腕をも凌ぐ見事な出来栄えです。また、三楽章での意表を突く音程の主題は、聴く者を驚かせて愉しむモーツアルトの諧謔趣味の表れか思わず頬が緩みます。